天の川メダカの特徴や作り方、固定率など徹底解説!
全身にちりばめられたラメに、長く伸びるヒレ——天の川(あまのがわ)は、当店メダカ屋えんが作出したオリジナル品種です。横から見ても上から見てもラメが星のように輝き、ヒレがたなびく姿は、まさに夜空の天の川のようです。
「天の川メダカって、どんなメダカ?」「1匹ずつ体の色が違うのはなぜ?」「ヒレをきれいに伸ばすには、どう育てればいい?」——この記事では、天の川の特徴・掛け合わせ・固定率・育て方・選別のポイントを、作出した専門店の目線で解説します。
天の川メダカとは?|メダカ屋えんのオリジナル品種
天の川は、当店メダカ屋えんが作出したオリジナル品種です。キッシングワイドフィン・松井ヒレ長・ラメの3つの形質をあわせ持ち、横から見ても上から見ても、全身のラメが星のように輝くメダカです。
名前の由来は「星」
天の川という名前は、ラメを星に、長くたなびくヒレを天の川の流れに見立てて付けました。
もうひとつ、当店のある「上星川(かみほしかわ)」という地名の「星」にもちなんでいます。お店の名前とつながる、思い入れのある品種です。
兄弟品種「ゼニス」との違い
天の川には、同じ掛け合わせから生まれた兄弟の品種がいます。それがゼニスです。
・ゼニス:ミッドナイトフリル寄りの見た目
・天の川:ヒミツヘイキ寄りの見た目
ゼニスという名前は時計のブランド名ですが、ロゴに星があり、こちらも「星」つながりです。ゼニスについてはメダカ屋えんのオリジナル品種ゼニスについてで紹介しています。
天の川メダカの特徴|全身のラメと長く伸びるヒレ
天の川の魅力は、全身に入るラメと、大きく伸びるヒレ。そして、1匹ずつ違う体色です。
横見でも上見でもきれいなラメ
天の川は、横から見ても上から見てもラメがきれいな品種を目指して作りました。
体全体にラメがびっしりと入り、光が当たると星をちりばめたように輝きます。
キッシングワイドフィン+松井ヒレ長で伸びるヒレ
キッシングワイドフィンと松井ヒレ長の2つの形質が入っているので、ヒレが大きく伸びて見応えのある姿になります。
ヒレは3〜4か月ほどで、よく伸びた個体になります。
体色はあえて固定していない
天の川の体色は、金色系と青系が出ます。ヒミツヘイキと同じように、体色はあえて固定していません。
金色系・青系のなかでも柄はさまざまで、1匹ずつ個性があります。お好みの色の子を選んだり、組み合わせを変えたりして、個体ごとの違いを楽しんでください。
天の川メダカの作り方(掛け合わせ)
天の川は、次の2品種の掛け合わせから作出しました。
・ヒミツヘイキ ヒレ長 × ミッドナイトフリル ラメタイプ
2023年に作出を始め、6世代目くらいから販売を始めました。
狙いは「横見・上見ともにラメが綺麗な品種」
作出の狙いは、横から見ても上から見てもラメがきれいなメダカを作ることでした。
そこにキッシングワイドフィンと松井ヒレ長が加わったことで、ヒレまで見応えのある姿になりました。
掛け合わせに使った品種については、ヒミツヘイキメダカの特徴、固定率、値段の目安は?徹底解説!、ミッドナイトフリル体外光メダカの特徴や作り方、固定率など徹底解説!もあわせてご覧ください。
天の川メダカの固定率|ヒレ長は100%、ラメは95%
天の川は、親の特徴をしっかり引き継ぐ品種です。子どもに出る割合(固定率)は次のとおりです。
・ヒレ長:100%
・ラメ:95%ほど(ごくまれにラメが少ない子が出ます)
・体色:金色系が多め、青系は少なめ、オレンジが少し
柄はさまざまに出ますが、ラメとヒレという天の川らしさは、しっかり子どもに受け継がれます。
天の川メダカの育て方
育て方の基本はほかのメダカと同じですが、ヒレの長い品種ならではの注意点があります。
容器は黒かモスグリーンで、上から見るのがおすすめ
ラメをいちばんきれいに見られるのは上見です。容器は黒かモスグリーンなど濃い色を選ぶと、ラメの輝きがよく映えます。
広めの容器で、ゆったり育てる
天の川は、広めの容器でゆったりと育てるのがおすすめです。
狭い容器で過密になると、メダカが痩せてしまうことがあります。痩せの見分け方はメダカが痩せる原因と対策|1匹だけ?全体?見分け方を専門店が解説、容器と匹数のバランスはメダカは何匹まで飼える?容器サイズ別の目安と過密のサインを解説で解説しています。
ヒレ先から病気が出やすい。水換えは少し早めに
ヒレの長い品種は、水質が悪くなるとヒレ先から病気が出やすい傾向があります(エロモナスや尾ぐされ病など)。
ほかのメダカより水換えを少し早めにして、きれいな水を保ってあげてください。ヒレの病気については、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 関連記事:メダカの尾ぐされ病とは?症状・原因・治し方と予防を解説
天の川メダカの選別のポイント
天の川を増やしていくときに、当店が選別で見ているポイントです。
ラメの量は絶対条件
残す子を選ぶとき、ラメの量は絶対条件です。ラメがしっかり入った子を親に選んでください。
ヒレにも光が入る子を選ぶ
ヒレは、なるべくヒレにも光が入る子を選んでいます。
まだ数は少ないのですが、今後も改良を進めて、ヒレの光もよく出る天の川にしていきたいと考えています。
青系の子を多めに残す
体色は金色系と青系が出ますが、青系は少なくなりやすい傾向があります。
そのため当店では、親を選ぶときに青ベースの子を多めに入れるようにしています。
選別の基本的なやり方はメダカの選別のやり方とコツ|タイミング・残す個体の選び方を解説で解説しています。
まとめ
・作出:メダカ屋えん(2023年に作出開始・6世代目くらいから販売)
・掛け合わせ:ヒミツヘイキ ヒレ長 × ミッドナイトフリル ラメタイプ
・形質:キッシングワイドフィン・松井ヒレ長・ラメ
・体色:金色系・青系(あえて固定していない)
・固定率:ヒレ長100%・ラメ95%ほど
・名前の由来:ラメ=星、ヒレ=天の川の流れ、上星川という地名の「星」
・容器:黒かモスグリーンで上見
・育て方:広めの容器でゆったり。水換えは少し早めに
・選別:ラメの量は絶対。ヒレに光が入る子・青系を多めに
天の川は、当店がラメとヒレにこだわって作ったオリジナル品種です。1匹ずつ違う体色も含めて、個性を楽しんでいただけたらうれしいです。
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