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アオミドロとは?除去方法と大量発生を防ぐ対策|メダカ専門店が解説

「容器の中が緑色の糸みたいなものでいっぱいに…これって何?」

「アオミドロって、メダカに悪いものなの?」

「掃除してもすぐ復活する…どうやったら防げるの?」

こういった疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか。

梅雨から夏にかけての屋外飼育で、ほぼ全員が一度は経験するのがアオミドロの大量発生です。気づいたら容器の中がモサモサの緑の糸だらけ…という光景は、屋外飼育の「あるある」ですよね。

実はアオミドロは、ただ掃除するだけだと何度でも復活します。大切なのは「発生する原因」を断つことです。この記事では、アオミドロの正体から、メダカへの影響、正しい除去方法、そして再発させない予防策まで詳しく解説していきます。

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アオミドロとは?緑の糸の正体

アオミドロの実物写真。屋外容器から取り出した緑色の糸状の藻が、手のひらに絡みついてヌルッとした塊になっている
屋外容器から取り出したアオミドロ。緑の糸が絡み合い、手に取るとヌルッとした塊になります(当店で撮影)


アオミドロは、水中で発生する糸状の藻(コケ)の仲間です。

緑色の細い糸が絡み合って、綿あめのようにモサモサと増えていきます。触るとフサフサ、ヌルッとした感触があるのが特徴です。

水面や壁面、水草や産卵床に絡みつくように広がり、放っておくと容器全体を覆ってしまうほど増えることもあります。特に日当たりの良い屋外容器で、春〜夏に発生しやすいです。

アオミドロはメダカに悪いの?|少量なら無害、大量はNG

少量なら慌てなくて大丈夫

まず安心していただきたいのですが、アオミドロ自体に毒性はありません。

少量であれば、稚魚の隠れ家になったり、アオミドロに付いた微生物をメダカが食べたりと、むしろプラスに働く面もあります。「少し出てきたから即リセット!」と慌てる必要はありません。

当店でも、少しなら残しています。ただ、メダカが泳ぐスペースが減るほど増えてきたら、取り除いていきます。アオミドロだらけの容器は、メダカの成長も遅いように感じます。

大量発生すると起きる3つの問題

問題は、増えすぎた場合です。

①メダカや稚魚が絡まってしまう
モサモサに増えたアオミドロに、メダカが絡まって動けなくなることがあります。特に体力のない針子や稚魚は、絡まったまま死んでしまうことがあるため要注意です。

②夜間の酸欠リスク
アオミドロは日中は光合成で酸素を出しますが、夜は逆に酸素を消費します。大量発生した容器では、夜間に酸欠気味になることがあります。

③「水が汚れているサイン」である
そもそもアオミドロが大量発生するのは、水の中に栄養が余っている証拠です。つまり、アオミドロは「飼育環境を見直してね」というサインでもあるんです。

アオミドロが発生する3つの原因

①直射日光が長時間当たっている

アオミドロは植物の仲間なので、光が大好きです。

一日中直射日光が当たる場所に容器を置いていると、爆発的に増えやすくなります。

②水の中の栄養が多すぎる(富栄養化)

餌の食べ残しやフンが分解されると、水の中に栄養が溜まっていきます。

この余った栄養がアオミドロの肥料になります。餌のあげすぎ・過密飼育・水換え不足の3つが重なると、アオミドロにとって最高の環境ができあがってしまいます。

③水換えの頻度が足りていない

「水が透明だから大丈夫」と思っていても、栄養は目に見えません。

水換えの間隔が空くほど栄養は溜まり続け、アオミドロの発生リスクは上がっていきます。

当店でも、夏場に水換えをあまりしていない容器や、栄養がたまっている(富栄養化している)容器ほど、アオミドロが出やすいと感じています。

アオミドロの除去方法|やることはシンプル

割り箸や手でくるくる巻き取る

大量に発生したアオミドロは、割り箸などの棒でくるくると巻き取るのが一番手軽で確実です。

糸状なので、パスタをフォークで巻くようなイメージで簡単に絡め取れます。細かい残りは網ですくいましょう。このとき、針子や稚魚が一緒に絡まっていないか確認しながら作業してください。

当店では、手でくるくると巻き取っています。

あわせて水換えをする

巻き取りとセットで、水換えで余った栄養を排出します。

量はいつも通り全体の1/3〜1/2程度でOKです。「アオミドロが出たから」といって全部の水を一気に換えるのはNG。水質の急変はメダカにとってアオミドロより大きなダメージになります。焦らず、いつものペースの水換えで大丈夫です。

リセットは最終手段

容器の底まで覆い尽くすレベルまで悪化した場合は、容器のリセット(丸洗い)も選択肢になります。

ただし夏場のリセットは、メダカを移す際の水温・水質合わせを丁寧に行ってください。環境の急変で弱ってしまっては本末転倒です。

当店でも、あまりにも多い場合は容器を丸洗いします。稚魚の容器も、メダカをすべてすくってから丸洗いします。容器に戻すときは、いつもより丁寧に水合わせをしてください。
▶ 関連記事:メダカの水合わせのやり方|3ステップと時間の目安を専門店が解説

また、冬に入る前にも、アオミドロは容器から出しておきます。越冬中は大きな水換えや掃除ができないので、秋のうちに片づけておくのがおすすめです。
▶ 関連記事:屋外飼育のメダカの失敗しない越冬方法!餌や水換えはどうする?柿の葉はいる?

アオミドロを再発させない4つの予防策

①すだれで直射日光をカットする

一番効果的なのは遮光です。

すだれや遮光ネットで日光の当たる時間を減らすだけで、アオミドロの増えるスピードは大きく落ちます。すだれは夏の高水温対策にもなるので、この時期は一石二鳥です。

②餌の量を見直す

2〜3分で食べきれる量を守りましょう。

食べ残しはそのままアオミドロの肥料になります。「ちょっと少ないかな?」くらいがちょうど良いです。

③定期的な水換えを続ける

1〜2週間に1回、1/3〜1/2の水換えを習慣にして、栄養を溜め込まないことが何よりの予防です。

④ヒメタニシやエビの力を借りる

ヒメタニシやミナミヌマエビは、コケや余った栄養を食べてくれる掃除屋さんです。

メダカとの相性も良く、混泳トラブルもほぼありません。また、マツモやアナカリスなどの水草を入れて、余った栄養を水草に吸わせるのも効果的です。

ただし、当店の実感では、タニシやエビを入れていても、出る容器では出ます。多少はましになるかもしれませんが、完全には防げません。日よけや水換えとあわせて使ってください。

▶ 当店でも販売しています:

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まとめ|アオミドロ対策の早見表

正体糸状の藻。毒性はなし
少量なら慌てなくてOK(稚魚の隠れ家にもなる)
大量発生の害稚魚が絡まる・夜間の酸欠・水質悪化のサイン
原因直射日光・餌のあげすぎ・水換え不足
除去割り箸で巻き取る+いつも通りの水換え(1/3〜1/2)
予防①すだれで遮光(高水温対策にもなる)
予防②餌は2〜3分で食べきる量
予防③1〜2週間に1回の水換え
予防④ヒメタニシ・ミナミヌマエビ・水草の活用

アオミドロは「敵」というより、飼育環境を教えてくれるサインです。

大量発生したということは、光か栄養のどちらかが過剰になっているということ。巻き取って終わりにせず、置き場所・餌の量・水換えのペースを一度見直してみてください。原因さえ断てば、アオミドロに悩まされない夏を過ごせますよ。

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📖 この記事は、教科書の第3章「水編」の中の1項目です

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