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メダカのアライグマ対策|被害の見分け方と本当に効く守り方を専門店が解説

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「朝起きたら容器の周りが水浸しで、メダカが1匹もいない…」 「ネットを張っていたのに、やられてしまった」 「アライグマって、どうやったら防げるの?」 屋外でメダカを飼っていて、いちばん被害が大きい天敵がアライグマです。当店のある横浜でも一年中出ていて、これまで何度も被害にあい、いろいろな対策を試してきました。 この記事では、アライグマにやられたときの見分け方、効かなかった対策、被害を小さくする容器の選び方、そしていちばん確実な捕獲の進め方と罠の選び方まで、当店の実体験をまとめました。

アライグマは一年中来る|特に多いのは2〜3月と10〜12月

アライグマは、季節を問わず一年中やって来ます。
当店で特に被害が多いのは、春先の2〜3月と、秋の10〜12月です。どちらも、アライグマにとって外で食べ物が少ない時期です。

アライグマは夜行性なので、「うちの近くにはいない」と思っていても、夜のうちに来ていて気づいていないだけのことがあります。
都会だから大丈夫、ということもありません。横浜の住宅地にある当店でも、毎年のように被害が出ています。

アライグマにやられたときのサイン

メダカが急にいなくなったとき、アライグマの仕業かどうかは、容器の周りを見ればだいたいわかります。
・容器の周りに手形がついている
・水草や産卵床が容器の外に出されている
・容器の水がひどく濁っている:底の砂利や泥まで、かき回されています
・死骸が残っていない:食べられてしまうので、メダカがそのまま消えます
・周りが水浸しになっている
・容器の上にのせていたものが、くちゃくちゃにされている:すだれなどをのせていると、上に乗られて崩されます

水質の悪化でメダカが死んだときは、死骸が容器に残ります。死骸がないときは、アライグマか盗難を疑ってください。容器が荒らされているなら、アライグマの可能性が高いです。

猫やハクビシンとの違い

同じように夜に来る動物でも、猫やハクビシンによるメダカの被害は、当店ではほとんどありません。
猫は容器の水を飲むくらいで、メダカにはあまり興味がないようです。ハクビシンも雑食ですが、メダカを一生懸命取ろうとはしていないように見えます。
アライグマは指がしっかりしているので、そのぶんメダカを捕まえやすいのかもしれません。

ただし、餌の袋が破られているときは、猫やネズミのこともあります。袋が破られているだけなら、アライグマとは限りません。

効かなかった対策|ネットや網・重し・柵・忌避剤

当店でも、いろいろな対策を試してきました。ただ、アライグマには次のような対策は効きませんでした。
・ネットや網:どかされることもありますし、アライグマは気にせず上に乗ってくるので、曲げられたり、水の中に沈められたりします。網は目が粗いと、網目のすき間から手を入れてメダカを取られます
・重し:網の上にブロックやレンガ、水を入れたペットボトルなどを置いても、アライグマには軽すぎて簡単にどかされます
・柵:アライグマは木登りが得意で、柵も登って入られてしまいました
・忌避剤:においで寄せつけない薬剤も、しばらくすると慣れてしまいます

対策としてではありませんが、容器の上にのせていたすだれも、上に乗られたのか、くちゃくちゃにされていました。容器の上に何かをのせていても、アライグマは気にせず乗ってきます。

アライグマは、とにかく力が強い動物です。当店では、15Lほど水の入った容器を動かされたこともありますし、罠をひん曲げて逃げられたこともあります。
「対策していたのにやられた」という声が多いのは、このためです。アライグマは、ほかの天敵と同じ対策では防げないと考えてください。

被害を小さくする容器選び|浅い容器より深い容器

捕獲のほかに当店がやっているのが、深めの容器で飼うことです。

浅い容器だと、アライグマが容器の中に入り込み、メダカを取り切るまで漁り続けます。
深い容器なら、アライグマは容器の外から手が届く範囲しか取れません。メダカが底のほうに逃げれば、助かることもあります。

当店の感覚では、60Lのタライなら被害はだいぶ小さくなります。
ただし、大きなアライグマだと底まで手が届くこともあるので、深い容器でも完全には防げません。被害を減らす工夫として考えてください。
当店で育成用のメインに使っているのは、この60Lのタライです。

▶ 関連記事:メダカの飼育容器の選び方|屋外・室内別のおすすめと選ぶポイントを解説

いちばん確実なのは捕獲|自治体に許可をとって進める

アライグマ対策で、いちばん確実なのは捕獲です。
ただし、アライグマは勝手に捕まえてはいけません。特定外来生物ですが、無許可での捕獲は禁止されています。必ずお住まいの自治体に相談して、許可をとってから捕獲してください。

捕獲の許可のとり方(横浜市の場合)

当店のある横浜市では、次のように進めました。
①市に書類を出す。被害の状況や、罠を置く場所などを書きます
②捕獲の方法を選ぶ
・業者に罠をかけてもらう:2週間限定で、業者が罠を設置してくれます
・自分で罠を用意して捕まえる:申請すると、1年間有効の許可証がもらえます
③捕まえたら役所に連絡する。提携している業者が回収に来てくれます

費用はかかりません。横浜市では罠の貸し出しはないので、自分で捕まえる場合は罠を用意する必要があります。
書類の書き方や進め方は、自治体によって違います。まずはお住まいの自治体の窓口に「アライグマの被害で相談したい」と問い合わせてみてください。

罠は頑丈なものを選ぶ

自分で捕まえる場合、罠は頑丈なものを選んでください。
当店では以前、踏み板式の別の罠を使っていました。小さなアライグマは捕まえられましたが、大きなアライグマは、罠の入口を自分で開けて逃げてしまうことが多くありました。

今使っているのは、シンセイの「アニマルキャッチャー」のLサイズです。値段は高めでしたが、頑丈で、大きなアライグマでも壊されず、逃げられることもなくなりました。結局はこちらのほうが早く捕まるので、当店では基本的にこちらをおすすめしています。

どうしても費用をかけたくない方は、以前使っていたこちらの罠でも捕まえられるかもしれません。

罠は庭に置き、甘くて油っぽい餌で誘う

罠は、メダカの容器を置いている庭に仕掛けます。
中に入れる餌は、甘くて油っぽいものがよく効きます。当店では、次のようなものを使っています。
・キャラメルコーンなどのスナック菓子
・メロンパンやあんパンなどの甘い菓子パン
・あんドーナツ

アライグマが来た跡を見つけたら、必ず罠をかけます。一度来たアライグマは、1週間以内にまた戻ってくることが多いです。

ハクビシンやネズミは、家の屋根裏に入り込むことがある

ハクビシンは、メダカはほとんど狙いませんが、家の屋根裏に入り込むことがあります。ネズミも同じです。

私の自宅でも、ハクビシンやネズミのような動物が屋根裏に入り込んだことがあります。隣の部屋の方が飼っている犬が反応していて、何かの音もした気がしました。賃貸だったので、大家さんが業者に頼んで対応してもらいました。

屋根裏や床下に入り込まれると、自分で追い出すのは難しいです。持ち家の方は、専門の業者に相談するのが確実です。賃貸の方は、まず大家さんや管理会社に相談してください。

まとめ|アライグマは「防ぐ」より「捕まえる」

アライグマは一年中やって来て、特に2〜3月と10〜12月に被害が増えます。
・見分け方:手形、外に出された水草や産卵床、ひどい濁り、死骸がない、水浸し
・効かない対策:ネットや網、重し、柵、忌避剤
・被害を小さくする:深い容器(60Lのタライなど)で飼う
・いちばん確実:自治体の許可をとって捕獲する
・罠:頑丈なものを庭に置き、甘くて油っぽい餌を入れる。跡を見つけたら必ずかける

被害が出たら、まずはお住まいの自治体に相談してみてください。
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