メダカの稚魚の餌|おすすめの種類と与え方・回数・量を解説
「生まれたばかりの稚魚に、何をあげればいいの?」
「粉餌だけで育つ?生き餌は必要?」
「餌の回数や量がわからない…」
こういった疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか。
メダカの稚魚(針子)の死因で一番多いのが餓死です。針子は体が小さく体力もないため、餌の種類・回数・量がそのまま生存率に直結します。
この記事では、稚魚におすすめの餌の種類から、与え方の回数・量、成長に合わせた切り替えまで、当店の経験をもとに解説していきます。
稚魚の餌やりが一番大事な理由
まず、なぜ稚魚の餌やりがそれほど大事なのかを押さえておきましょう。
前述のとおり、稚魚の死因で多いのは餓死です。針子は一度にたくさん食べられないので、餌が切れる時間が長いと栄養が足りなくなりがちです。
逆に言えば、適切な餌を、こまめに与えるだけで生存率は大きく上がります。餌やりは稚魚育成の最重要ポイントです。
稚魚におすすめの餌4種
①粉餌(稚魚用パウダーフード)|基本の餌
まず基本になるのが、稚魚用のパウダー状の餌です。成魚用の餌は粒が大きく針子の口に入らないので、必ず稚魚用(粉末・極小サイズ)を用意しましょう。
当店では稚魚用の「リッチA」を使っています。指ですりつぶす手間がなく、そのまま与えられます。
▶ 当店の稚魚用餌:リッチA 稚魚用餌
②ゾウリムシ|口の小さい針子に
生まれたての針子は口がとても小さく、粉餌でも食べにくいことがあります。そんなときに役立つのがゾウリムシです。
0.2mmほどの微生物で、孵化直後の針子でも食べられます。生きていて水を汚しにくいのもメリット。ゾウリムシは自宅で簡単に増やせます。
市販の種水を使えばすぐ始められます。
③ミジンコ|成長を後押しする生き餌
少し大きくなってきた稚魚には、ミジンコがおすすめです。当店では生き餌の中でも特にミジンコを推しています。
中でもタマミジンコがおすすめ。稚魚の水槽に入れておくと水槽内で勝手に増えてくれるので、ゾウリムシのようにこまめに与える必要がなく、とても楽です。栄養も豊富で成長を後押ししてくれます。ミジンコはお金をかけずに増やせます。
▶ 当店のタマミジンコ:タマミジンコ 約500匹
④グリーンウォーター|環境のサポート役
グリーンウォーターは、それ自体を餌として過信するものではありませんが、稚魚の容器の水質を安定させてくれる環境のサポート役として役立ちます。
ただし、グリーンウォーターにしているからと餌を減らすのはNG。あくまで餌は粉餌や生き餌でしっかり与えましょう。
▶ 当店のグリーンウォーター:青水(グリーンウォーター)1ℓ
餌の与え方|回数と量
回数は1日2回以上を目安に
稚魚の餌やりは、1日2回以上を目安にしましょう。理想は3〜4回ですが、一般的には難しいので、まずは2回以上を心がけてください。
メダカは胃を持たない「無胃魚」で、一度にたくさん食べられません。回数を分けて与えるほど効率が良くなります。こまめにあげられない分は、生き餌(タマミジンコなど)を併用するのがおすすめです。
量は「少しずつこまめに」
1回の量は食べきれるくらいの少量でOKです。
針子は食べる量も少ないので、少量をこまめに与えるのが基本です。こまめに与えるのが難しい場合は、ゾウリムシやタマミジンコなどの生き餌を入れておくのがおすすめ。人がいない時間も針子が自分で食べられるので、生存率が高まります。
成長に合わせた餌の切り替え
稚魚は成長とともに口も大きくなります。それに合わせて餌の粒も少しずつ大きくしていきましょう。
粒を大きくすると餌の効率が良くなり、食べ残しが減って、成長も早くなります。ただし注意したいのが、水槽の中で一番小さい子でも食べられるサイズを基準にすること。大きくしすぎると、小さい子が餌を食べられなくなってしまうので、サイズアップは様子を見ながら慎重に。
ある程度大きくなったら大人用の餌に切り替えていきますが、餌の粒の大きさはメーカーによってさまざまです。粒が大きいものもあるので、メダカのサイズに合っているか確認して選びましょう。たとえば当店の「リッチB」は、2cmくらいのメダカでも食べられる大きさです。
▶ 詳しくはメダカの餌の粒の大きさで成長スピードが変わるもご覧ください。
餌やりでやりがちなNG
①成魚用の餌をそのまま与える
成魚用の餌は粒が大きく、針子の口に入りません。「餌をあげているのに育たない」原因の多くがこれです。
なお、成魚用の餌を指ですりつぶして与えるのもおすすめしません。つぶし損ねた大きな粒は針子が食べられず、そのまま水質悪化の原因になることがあります。最初から稚魚用の粉末タイプを用意しましょう。
②餌をあげすぎる
食べ残しは水を汚し、針子の体力を奪います。かわいいからと与えすぎないこと。
少量をこまめに、が基本です。食べ残しが多いようなら、一度の量を減らしてみましょう。
③餌の回数が少なすぎる
針子は餌切れに弱いので、できれば1日2回以上は与えたいところです。
こまめに与えられない場合は、タマミジンコやゾウリムシ、グリーンウォーターを入れておくと、人がいない時間も針子が自分で食べられて安心です。
まとめ|稚魚の餌早見表
| 基本の餌 | 稚魚用パウダーフード(必須) |
| 口が小さい針子に | ゾウリムシ |
| 成長を後押し | ミジンコ(生き餌の中でも特におすすめ) |
| 環境サポート | グリーンウォーター(餌の代わりにはしない) |
| 回数 | 1日2回以上(理想は3〜4回)、少量ずつこまめに |
| 切り替え | 成長に合わせて粒を大きくしていく |
稚魚の餌やりは、難しく考えなくて大丈夫。稚魚用の粉餌を基本に、生き餌(ゾウリムシ・ミジンコ)を併用して、1日3〜4回こまめに与える。これだけで生存率はぐっと上がります。
小さな命を、餌やりでしっかり育ててあげましょう。
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