メダカは稚魚と成魚どっちを買う?ペア・トリオの選び方も専門店が解説
「メダカを買うなら、稚魚と成魚、どっちがいいの?」
「稚魚の方が安いけど、ちゃんと育てられるだろうか」
「ペアとトリオって、何が違うのかな」
メダカを買おうとしている方から、お店でもこうしたご相談をよくいただきます。
稚魚は1匹あたりの値段が安い一方で、まだどんな子に育つかわからない時期です。成魚とは、向いている人がはっきり分かれます。
結論から言うと、当店のおすすめは基本は丈夫な成魚です。ただし、稚魚ならではの楽しみ方もあり、成魚の中でも1ペア・トリオ・2ペア以上で向いている人が違います。
横浜でメダカ専門店を営む当店が、稚魚と成魚の違いと、成魚を買うときのペア・トリオの選び方をお伝えします。
稚魚と成魚の違い|まずは早見で比べる
稚魚と成魚では、届く大きさも、買う時点でわかることも違います。当店の場合で比べると、上の表のとおりです。
ここからは、稚魚と成魚それぞれについて、もう少し詳しく見ていきます。
稚魚で買うと、どんな子が届く?
当店の稚魚は、1.5cmくらい、生まれて1か月くらいの子です。まだオスかメスかはわからない大きさです。
また、選別する前の子なので、親と近い表現に育つかどうかも、まだわかりません。
成魚になって卵を産むようになるのは、早ければ生後2か月くらいから。平均すると3〜4か月くらいかかります。
稚魚のいいところ|1匹あたりが安く、育つ楽しみがある
稚魚は、成魚に比べて1匹あたりの値段が安くなります。
どんな表現に育つかわからないのも、見方を変えれば楽しみのひとつです。小さな稚魚が少しずつ大きくなって、色や特徴が出てくるのを見守れるのは、稚魚から育てる方ならではです。
稚魚の注意したいところ|育つか・どんな子になるかはわからない
稚魚は、成魚まで育てられるかがわからないのがいちばんの注意点です。上手に育てられる方なら全部残りますが、環境が合わないと数が減ってしまうこともあります。
また、オスとメスは偏ることもあります。10匹買っても、オスとメスが半分ずつになるとは限らないので、繁殖を考えている方は覚えておきましょう。
さらに、表現も親と同じになるとは限りません。卵を産むまでにも時間がかかるので、すぐに繁殖を楽しみたい方には向きません。
稚魚のオスとメスがいつごろ見分けられるかは、こちらの記事で解説しています。
▶ 関連記事:メダカの稚魚はいつからオスメスが見分けられる?時期の目安と注意点を解説
稚魚を買うときの注意点
稚魚は成魚より体が小さいぶん、買うときに気をつけたいことが2つあります。
環境の急変に気をつけて、水合わせは丁寧に
稚魚でいちばん気をつけたいのは、環境の急変です。届いたら、水合わせを丁寧にしてあげてください。
当店がおすすめしている水合わせは、次の3ステップです。
①袋ごと飼育容器に浮かべる(30分〜1時間・必ず日陰で)
②飼育水を少しずつ袋に入れて5〜10分待つ。これを2〜3回くり返す
③メダカだけを網ですくって容器へ放す(袋の水は入れない)
詳しいやり方は、こちらの記事で解説しています。
▶ 関連記事:メダカが届いたら最初にやること|通販購入後の水合わせ完全ガイド
稚魚を買うなら11月くらいまで。冬はリスクが高い
稚魚を買う時期は、飼育方法にもよりますが、11月くらいまでが目安です。ただし、その時期に買うなら、ヒーターで温める加温が前提になります。
12〜2月は、加温個体(ヒーターを使って室内で育てた子)が届く可能性があります。届いた先の水が冷たいと弱ってしまうので、飼育環境には注意が必要です。さらに、輸送中に水温が下がって弱ることもあるので、リスクが高い時期です。
そのため、当店では冬の間は稚魚を販売していません。
冬にメダカを通販で買うときの注意点は、こちらで詳しく解説しています。
▶ 関連記事:冬にメダカを通販で買っても大丈夫?届いた後の飼い方と失敗しない選び方を専門店が解説
いい親から増やしたいなら、成魚を選ぶ
「いい親から稚魚をとって増やしたい」という方には、成魚がおすすめです。
稚魚から育てると、どんな表現になるかわからないうえに、成魚にして産卵させるまでにも時間がかかります。成魚なら表現を見て親を選べるので、狙った特徴の子を増やしやすくなります。
親にする子は「特徴がよく出た、体の大きな若い個体」を選ぶのがポイントです。詳しくは、種親の選び方の記事で解説しています。
▶ 関連記事:メダカの種親の選び方とペアの組み方|何匹から始める?世代交代まで解説
成魚は1ペア・トリオ・2ペア以上のどれを選ぶ?
成魚を買うときは、予算と、どれだけ産卵させたいか、そして保険として持っておきたいかで選びます。
1ペア(オス1・メス1)|慣れている人向け、予算を抑えられる
1ペアは、上手に育てられる方ならありです。数が少ないぶん、予算を抑えられます。
ただし、オスとメスが1匹ずつなので、どちらかが落ちてしまうと産卵ができなくなります。
トリオ(オス1・メス2)|卵の数を確保したい人に
トリオは、ペアよりメスが1匹多い組み合わせです。ペアよりも産卵数を確保したい方に向いています。
2ペア以上|繁殖に不安がある人におすすめ
2ペア以上なら、オスもメスも2匹以上いるので、片方が落ちても産卵できなくなることがありません。
繁殖に不安がある方には、2ペア以上をおすすめしています。当店では、繁殖を始めるなら2〜3ペアからのスタートをすすめています。
まとめ
・基本は成魚:成魚の方が丈夫なので、当店のおすすめは成魚
・稚魚:1.5cmくらい・生後1か月・選別前。1匹あたりは安いが、育つか・どんな表現になるかはまだわからない。それを楽しめる方向け
・稚魚の注意:環境の急変に気をつけて水合わせは丁寧に。買うのは11月くらいまで(加温前提)。12〜2月はリスクが高い
・いい親から増やしたいなら成魚
・1ペア:慣れている人・予算を抑えたい人/トリオ:産卵数を確保したい人/2ペア以上:繁殖に不安がある人
稚魚にも成魚にも、それぞれの楽しみ方があります。目的に合わせて選んでみてください。
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