メダカの稚魚が死ぬ原因と見分け方|ポツポツ死ぬ・一斉に死ぬ・痩せて死ぬ別に解説
「メダカの稚魚が、毎日ポツポツ死んでいく…」
「昨日まで元気だったのに、一斉に死んでしまった」
「気づいたら数が減っている。原因がわからない…」
こういったお悩みにお答えします。
稚魚が死んでしまう原因は、「死に方」である程度見分けられます。そして意外かもしれませんが、根っこにあるのは「容器が小さい・過密」であることがとても多いんです。
この記事では、稚魚が死ぬ原因の見分け方と原因別の対処法を、メダカ専門店の視点で解説します。
稚魚が死ぬ主な原因は3つ。でも根っこは「容器が小さい・過密」
稚魚が死んでしまう主な原因は、餓死・水質悪化・水質の急変の3つです。
このうち「餓死」は死因の1位かもしれませんが、餌やりはみなさん気を付けているところ。実際に多いのは、容器が小さい・稚魚を入れすぎて過密になっていることが根っこのケースです。
過密になると水が悪くなり、水質悪化→稚魚が体調を崩す→餌を食べなくなる→痩せて死んでしまうという連鎖が起きます。一見「餓死」に見えても、たどっていくと水質と過密が原因だった、ということがとても多いのです。
稚魚はたくさん生まれるので、つい同じ容器に入れがちですが、数に見合った広さがあるかを、まず見直してみてください。
「死に方」で原因を見分ける
稚魚がどんなふうに死んでいるかで、原因はある程度見分けられます。
| 死に方 | 疑わしい原因 |
|---|---|
| 毎日ポツポツ死ぬ | 水質悪化で体調を崩している。水換えが足りていないかも |
| 一斉にたくさん死ぬ | 水質の急激な問題。水換え不足・高水温・カルキ抜き忘れ・薬剤の混入 |
| 痩せて死ぬ | 餓死、または病気。しっかり餌をあげているのに痩せるなら病気かも。まず「ちゃんと食べているか」を確認 |
| いつの間にか数が減る | 死骸が分解されて消えていることが多い。沈んでいて気づかないことも。エビがいる場合はエビが死骸を食べています |
原因別の対処法
原因の見当がついたら、次の一手はこうです。
- 餓死が疑わしい → 生き餌(ミジンコなど)を投入。針子水槽なら勝手に増えて餌を供給し続けてくれます
▶ メダカにミジンコを与えるメリットと与え方|針子から成魚まで生き餌の活用法 - 水質悪化が疑わしい → 容器を大きくして、飼育密度を下げるのが根本対策。水換えは急変を避けて少しずつ
▶ メダカの針子・稚魚の水換えのやり方|頻度・量と針子を流さないコツを解説 - 急変系(カルキ・高水温・薬剤) → 新しい水は必ずカルキ抜き。夏は成魚同様、高水温対策を。薬剤の混入源(虫よけ・スプレー類)は容器の近くから遠ざける
一番の予防は「大きな容器でゆったり」
対処法をいろいろ挙げましたが、一番大切なのは、容器を大きくすることです。
稚魚の飼育で失敗する方の多くは、小さい容器で育てています。大きな容器なら水質が安定して水換えの手間も減り、過密も解消。さらに、広い容器でゆったり育てると稚魚の成長スピードも早くなります。「稚魚だから小さい容器でいい」ではなく、「稚魚こそ大きめの容器」がおすすめです。
当店では稚魚も60Lのジャンボタライで育てています。
まとめ|死に方を観察すれば、次の一手が見える
稚魚が死ぬ原因は、ポツポツ死ぬなら水質悪化、一斉に死ぬなら急変や薬剤、痩せて死ぬなら餓死か病気と、死に方からある程度見分けられます。そして多くの場合、根っこにあるのは容器の小ささと過密。容器を大きく、密度をゆったりに——これだけで稚魚の生存率はぐっと変わります。焦らず、様子を観察しながら立て直していきましょう。
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