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メダカの過抱卵(卵詰まり)とは?お腹がぱんぱんになる原因と対処・予防を解説

「メダカのお腹が、ぱんぱんに膨れている…」

「これって病気?それとも卵が詰まっているの?」

「どうにかして出してあげたほうがいいの…?」

こういった不安をお持ちの方、多いのではないでしょうか。

過抱卵(かほうらん)は、メスのメダカが卵を産めずにお腹にためてしまう状態です。病気ではありませんが、見ていると心配になりますよね。

この記事では、過抱卵の見分け方から、原因、対処のしかた、予防まで、当店の考え方をふまえて分かりやすく解説します。

過抱卵(卵詰まり)とは?

「過抱卵(かほうらん)」は、メスのメダカが卵を産み出せず、お腹に卵をためこんでパンパンに膨れてしまう状態です。「卵詰まり」とも呼ばれます。
寄生虫や細菌が原因の病気ではないので、厳密には「病気」とは少し違いますが、見た目が気になる症状です。まずは見分け方から見ていきましょう。

過抱卵の主な特徴

メスのお腹だけが、卵をためこんで大きく膨らむのが特徴です。次のような様子が見られたら、過抱卵かもしれません。

  • お腹がぱんぱんに膨れる:メスのお腹だけが大きく丸くふくらむ
  • うろこは逆立っていない:体の表面はふつうのまま(ここが松かさ病との大きな違いです)
  • 元気にしていることが多い:膨れていても、泳いだり餌を食べたりはできていることが多い
過抱卵そのものですぐに死んでしまうことはほとんどないので、あわてず様子を見てあげましょう。

松かさ病とのちがい

お腹が膨れる症状は、「松かさ病」とまちがえやすいので注意しましょう。見分けるポイントはうろこです。
松かさ病はうろこが松ぼっくりのように逆立つのに対し、過抱卵はうろこはふつうのままで、お腹だけが膨らみます。うろこが立っている場合は松かさ病の可能性があるので、そちらの対処が必要です。
松かさ病のメダカ うろこが逆立つ
(写真は松かさ病です。うろこが逆立っているのが分かります)
メダカの松かさ病とは?症状・原因・治し方と予防を解説

過抱卵の原因

じつは、過抱卵がなぜ起こるのか、はっきりとした原因はよく分かっていません。ただ、当店の経験からは、次のようなことが関係しているのではと考えています。

  • オスとの相性や交尾のうまさ:オスがいても、相性が悪かったり、オスが交尾の上手でなかったりすると、うまく産卵できないことがあります
  • その個体の体質:もともと卵をためこみやすい体質の子もいるようで、個体差が大きいと感じます
  • 体調や水質:体調や水質の状態によって、産卵のリズムが乱れることもあると考えられます
反対に、水温が低い・日照が足りないなど産卵しにくい時期には、過抱卵はあまり見られません。卵をさかんに作る産卵シーズンに見られることが多く、「オスを入れているのに過抱卵になる」こともあります。原因を1つに決めつけず、あまり神経質になりすぎないことも大切です。

過抱卵になったときの対処

過抱卵を見つけても、あわてて卵を出そうとするのは禁物です。当店では、メダカへの負担が少ない方法をおすすめしています。

①基本は、自然に産み出すのを待つ

いちばん安全なのは、無理に何かをせず、メダカが自然に卵を産み出すのを待つことです。過抱卵そのものですぐに死ぬことはほとんどないので、産卵しやすい環境を整えて、ゆっくり様子を見てあげましょう。

②上手なオスと混泳させてみる

産卵は、オスがメスを上手に刺激することで進みます。相性のよいオスがいれば、交尾のときにメスを刺激して、卵を出してくれることがあります。そのため、いろいろなオスと一緒にしてみるのは、試してみる価値のある方法です。
また、水換えが刺激になって産卵が始まることもあるようです。産卵しやすいように水温・日照を整えることもあわせて、いろいろ試してみるとよいでしょう。
※オスとメスの見分け方は、こちらが参考になります。▶ メダカのオスとメスの見分け方|背ビレと尻ビレを見れば簡単!

③綿棒や指で卵を出すのはおすすめしない

「綿棒で刺激して卵を出す」「指で軽く絞り出す」といった方法を見かけることもありますが、当店ではおすすめしていません。メダカはとても小さく、力加減を少し間違えただけで体を傷つけてしまい、可哀そうなことになりかねないからです。大きな魚ならまだしも、メダカのような小さな魚には負担が大きすぎます。無理をせず、自然に任せるのが安心です。

過抱卵の予防

過抱卵には、「これをすれば防げる」という確実な方法があるわけではありません。ただ、メスがスムーズに卵を産み出せるようにしてあげることで、起こりにくくできると考えられます。

  • 相性のよいオスと一緒に飼う:上手に交尾してくれるオスがいると、卵を産み出しやすくなります
  • 産卵床を入れておく:卵を産みつける場所があると、産卵がスムーズになります
  • 水質を保ち、栄養をしっかり与える:健康な状態を保つことが、産卵のリズムを整えることにつながります
とはいえ、過抱卵には体質的な面もあるようで、気をつけていても起こることがあります。あまり神経質にならず、メダカの様子を見ながら付き合っていきましょう。
メダカが卵を産まない原因7選 今すぐできる対策とチェックポイント

まとめ|あわてず、自然に任せるのが安心

過抱卵(卵詰まり)は、メスのメダカが卵を産み出せずにお腹をふくらませてしまう状態で、病気ではありません。お腹が膨れていても、うろこが逆立っていなければ過抱卵の可能性が高く、すぐに命にかかわることはほとんどありません。
はっきりした原因は分かっておらず、体質的な面もあるようです。無理に卵を出そうとするとメダカを傷つけてしまうので、相性のよいオスと一緒にしながら、自然に産み出すのを待つのがいちばん安心です。あまり神経質にならず、メダカの様子をよく見ながらケアしていきましょう。

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