幹之メダカとは?体外光の段階・青幹之と白幹之の違い・育て方を徹底解説!
「メダカの背中が光っているのはどういうこと?」と聞かれることがあります。
その光の正体が、幹之(みゆき)メダカが持つ体外光(たいがいこう)です。幹之は、いまの改良メダカを考えるうえで絶対に外せない、非常に重要な品種です。
この記事では、体外光の段階(弱光・強光・スーパー・フルボディ)や青幹之と白幹之の違い、体外光を伸ばすコツまで、メダカ専門店の目線で解説します。
幹之メダカとは?
幹之メダカは、背中に「体外光(たいがいこう)」と呼ばれる光が出るのが特徴のメダカです。光が当たると、その輝きがさらにきれいに見えます。
とくに屋外で太陽を浴びて泳いでいる姿はとても美しく、これが幹之が長く定番であり続けている理由です。
体型はクセのない普通体型で、特別な飼育方法は必要ありません。改良メダカを飼うのが初めてという方の一匹目にもおすすめできる品種です。
体外光の段階|弱光・強光・スーパー・フルボディ
光がどこまで伸びているかで呼び名が変わる
幹之は、背中の光が頭の方向へどこまで伸びているかで呼び名が変わります。
弱光/背びれくらいまでで光が止まるタイプです。
強光/背中の真ん中くらいまで光が伸びます。
スーパー(スーパー光)/目のあたりまで光が届きます。
フルボディ(鉄仮面)/口先まですべて光ります。幹之のなかで最も光が伸びた状態です。
今は「フルボディかそれ以外か」
現在の幹之は累代が進み、ほとんどがフルボディになっていきます。そのため実際の感覚としては「フルボディか、それ以外か」という見方に近くなっています。
ただし、ペットショップなどでは今もスーパー幹之が販売されていることがあります。そこで買った方から「うちの幹之と何が違うの?」と聞かれることがあるので、上の段階を知っておくと選ぶときに迷いません。
青幹之と白幹之の違い
青幹之
一般的に出回っているのが青幹之です。「幹之メダカ」として売られているものの多くはこのタイプで、青みのある体色に体外光が乗ります。
白幹之
白幹之は、頭部が少しピンクっぽく透けて見えるのが特徴です。青幹之とは印象がやわらかく変わります。
青っぽさが好きなら青幹之、白っぽさ・ピンクっぽさが好きなら白幹之。どちらが上ということはないので、色みの好みで選んでいただくのが一番です。
松井ヒレ長白幹之
白幹之のヒレが長く伸びるタイプです。体外光の美しさに、ヒレのひらひらとした優雅さが加わります。泳ぐ姿をゆっくり眺めたい方に向いています。
体外光は伸ばせる?|一番大事なのは血統
よくいただく質問ですが、答えははっきりしています。まずは血統がもっとも重要です。体外光がよく伸びる親から採らないことには始まりません。
そのうえで効いてくるのが飼育環境で、水温は高めのほうが体外光は伸びます。水温が低いと、途中で光の伸びが止まってしまうことがあります。
とくに注意したいのが秋生まれの子です。育っていく途中で寒くなってしまい、体外光が止まってしまうことがあります。そのため早めの採卵がおすすめです。
なお、容器の色について「白やグレーがよい」とされることがありますが、当店では重視していません。正直、そんなに影響はないと考えています。当店はモスグリーンの容器で育てていますが、ほとんどのメダカがきれいに育っています。
幹之メダカの固定率
固定率はほぼ100%です。親と同じように体外光を持った子どもが安定して生まれます。
ただし体外光がどこまで伸びるかには個体差が出ます。だからこそ、次に紹介する選別が意味を持ってきます。
育て方と容器の選び方
普通体型なので、水換えや餌やりはほかの改良メダカと同じで大丈夫です。特別な飼育方法は必要ありません。
鑑賞するなら黒など濃い色の容器で、上から見る(上見)のがおすすめです。体外光がくっきりと浮かび上がって見えます。
横から見る場合は、ヒレにも光がよく出ている個体がきれいです。松井ヒレ長のようなヒレの長いタイプは、横見でも見ごたえがあります。
※前の章のとおり、体外光を伸ばす目的での容器の色は、当店では重視していません。ここでの「黒がおすすめ」はあくまで鑑賞したときの見え方の話です。
選別ポイント
当店で親に残す個体を選ぶときは、次の点を見ています。
まず体外光が口先まで伸びている個体。これは基本です。
さらにこだわるなら、各ヒレにも光が乗っている個体を選びます。背びれ、尻びれ、尾びれ、腹びれ、胸びれ。ここまで見て選ぶと、さらにきれいな個体に仕上げていけます。
選別のタイミングですが、体外光の伸びは3〜4か月くらい経った時点で固定されます。それまでは伸びる可能性があるので、あわてて判断しないことが大切です。
幹之から生まれた品種たち
ここが幹之という品種のすごいところです。体外光やラメといった形質は、すべて幹之との交配によって生まれました。
つまり、いま私たちが楽しんでいる改良メダカの膨大なバリエーションは、幹之があったからこそ生まれたものです。幹之は改良メダカの歴史のなかで非常に重要な品種だといえます。
当店で扱っている品種にも、幹之の血が入ったメダカがたくさんいます。
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まとめ
幹之メダカは、背中に出る体外光が魅力のメダカです。光は弱光・強光・スーパー・フルボディ(鉄仮面)の順に伸び、現在はフルボディになる個体がほとんどです。
体外光をよく伸ばすには、まず血統、次に高めの水温。秋生まれは寒さで光が止まりやすいので、早めの採卵がおすすめです。
青幹之と白幹之は、青っぽさが好きか、白っぽさ・ピンクっぽさが好きかで選んでください。そして体外光やラメを持つ品種は、すべて幹之から生まれています。
当店でも幹之メダカを取り扱っています。気になった方は、ぜひ商品ページもご覧ください。
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