リアルロングフィンメダカとは?すべてのヒレが伸びる特徴と遺伝・飼い方を専門店が解説
背びれ・尻びれ・尾びれ・腹びれ・胸びれ——すべてのヒレが伸びるのが「リアルロングフィン」です。
「ほかのヒレ長と何が違うの?」「リアルロングフィン同士で殖やせば、全部リアルロングフィンになる?」「どんな子を選べばいい?」——この記事では、リアルロングフィンの特徴・遺伝・選び方・飼い方を、メダカ専門店の目線で解説します。
リアルロングフィンとは?|すべてのヒレが伸びるメダカ
リアルロングフィンは、背びれ・尻びれ・尾びれ・腹びれ・胸びれの、すべてのヒレが伸びる形質です。メダカのヒレは、背中の背びれ、お腹側の後ろにある尻びれ、しっぽの尾びれ、お腹の下の腹びれ、エラのうしろの胸びれの5種類。リアルロングフィンは、この5種類すべてが長くなります。
一部の筋だけが突き出すタイプのヒレ長とは違い、ヒレ全体がバランスよく伸びるのが特徴です。オスとメスで、ヒレの伸び方に違いはありません。
松井ヒレ長との違い|ヒレの元の形のまま伸びる
ヒレ長の代表的なタイプに「松井ヒレ長」がありますが、リアルロングフィンはそれとは違い、ヒレの元の形を維持したまま伸びます。ヒレの形が変わるのではなく、元の形のまま大きく長くなる、というイメージです。
▲ 松井ヒレ長のメダカ(横から見たところ)
小さいうちからヒレが長い
リアルロングフィンの子は、基本的に小さいうちから普通のメダカよりもヒレが長くなっています。稚魚のうちから、ほかの子と見比べるとヒレの長さの違いが分かります。
ヒレがしっかり伸びきるまでは3〜4か月くらいです。
リアルロングフィンの遺伝|掛け合わせると次の世代から出る
リアルロングフィンは顕性遺伝です。普通のヒレのメダカと掛け合わせても、次の世代からリアルロングフィンの子が出ます。
遺伝の確率でいうと、リアルロングフィンが出る割合はこうなります。
・リアルロングフィン × 普通のヒレ → 50%
・リアルロングフィン × リアルロングフィン → 75%
たとえば稚魚が100匹生まれたとすると、リアルロングフィンと普通のヒレのペアなら50匹くらい、リアルロングフィン同士のペアなら75匹くらいがリアルロングフィン、という計算です。
ただし、この割合はあくまでも計算上のものです。実際に生まれる子が、この通りの数になるとは限りません。
ほかの品種をリアルロングフィンにできる
次の世代から出るので、好きな品種の色や柄を残しながら、リアルロングフィンを取り入れることができます。当店で扱っている金閣リアルロングフィンのように、もとの品種をリアルロングフィン化したメダカもいます。
リアルロングフィン同士でも、全部がリアルロングフィンにはならない
リアルロングフィン同士で繁殖をしても、必ずリアルロングフィンが生まれるわけではありません。計算上の確率は75%なので、4匹に1匹くらいは普通のヒレの子が生まれる計算です。
ほかのヒレ長との違い
ほかのヒレ長は、それ同士で繁殖すれば特徴が出ます。リアルロングフィンは、同士で殖やしても普通のヒレの子が出るところが違います。殖やすときは、生まれた子のヒレを見ながら残していきましょう。
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リアルロングフィンの選び方|きれいなヒレの子を選ぶ
親を選ぶときも、購入するときも、ヒレがきれいな子を選んでください。
リアルロングフィンには、たまにヒレがくしゃくしゃになっている子がいます。ヒレ全体が伸びるのがリアルロングフィンの魅力なので、ヒレが縮れていたり、形が乱れていたりしないか、よく見て選びましょう。
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リアルロングフィンの飼い方
リアルロングフィンを飼うときに気をつけたいことは、次の3つです。
ヒレの先から病気が出やすい
リアルロングフィンは、ヒレの先から病気が出やすいメダカです。多いのは尾ぐされ病やエロモナスです。ふだんからヒレの先の様子を見てあげてください。
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水換えはしっかりと
ヒレ長のメダカは、水質が悪くなるとヒレから病気になりやすいので、水換えはしっかり行ってください。水をきれいに保つことが、ヒレの病気を防ぐいちばんの対策です。
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広めの容器で、飼育密度は低めに
リアルロングフィンは、狭い容器だとストレスで痩せやすくなります。たくさん入れすぎた過密でも痩せることがあり、数が多いと水質も悪くなりやすくなります。広めの容器を使い、飼育密度は下げて育てましょう。
当店で扱っているリアルロングフィン
当店では、次の品種のリアルロングフィンを扱っています。在庫は時期によって変わるので、最新の状況は商品ページでご確認ください。
ゴジラリアルロングフィン
紅華リアルロングフィン
金閣リアルロングフィン
GODリアルロングフィン
朱光菊リアルロングフィン
レッドクリフダークタイプリアルロングフィン
まとめ
・特徴:背びれ・尻びれ・尾びれ・腹びれ・胸びれのすべてが伸びる。オスメスの差はなし
・松井ヒレ長との違い:ヒレの元の形のまま伸びる
・伸び方:小さいうちからヒレが長く、3〜4か月くらいでしっかり伸びる
・遺伝:顕性遺伝。普通のヒレと掛けると50%、リアルロングフィン同士で75%(あくまでも計算上)
・選び方:ヒレがきれいな子を選ぶ(くしゃくしゃの子に注意)
・飼い方:ヒレの先の病気(尾ぐされ病・エロモナス)に注意、水質を保つため水換えはしっかり、広めの容器で飼育密度は低めに
すべてのヒレが伸びるリアルロングフィンは、好きな品種に取り入れて楽しめる形質です。当店で扱っているリアルロングフィンは、上の「当店で扱っているリアルロングフィン」で商品ページとあわせて紹介しています。
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