令和サファイアメダカの特徴や固定率、ヒレが赤くなる令和遺伝子について徹底解説!
メダカのヒレが赤く染まると聴いて、どんな姿を思い浮かべるでしょうか。
黒っぽい体に青いラメ、そしてヒレだけが赤く色づく——それが令和サファイア(正式名称:令和黒ラメ幹之サファイア系)です。
「サファイアと何が違うの?」「どんな個体を選べばいい?」「ヒレはいつ赤くなる?」——この記事では、令和サファイアの特徴・令和遺伝子の働き・固定率・選別のポイント・おすすめの容器まで、専門店の目線で解説します。
令和サファイアメダカとは?
令和サファイアは、サファイアに「令和遺伝子」を取り入れた品種です。
作出は、サファイアや白斑サファイアと同じ静楽庵さん。サファイア系の血統に、ヒレを赤く染める令和遺伝子が組み合わされて生まれました。
黒系の下地に青いラメが散り、ヒレが赤く色づく——一匹の中に「青」と「赤」が同居するのが、この品種の面白さです。
普通体型なので、飼育そのものは難しくありません。
令和サファイアメダカの特徴|ヒレを赤く染める令和遺伝子
令和サファイアの最大の特徴は、ヒレが赤く染まることです。
令和遺伝子とは?
令和遺伝子は、ヒレを赤く染める遺伝子です。
この遺伝子が入ることで、尾びれや尻びれ、胸びれなどが赤〜オレンジに色づきます。黒っぽい体と青ラメの中で、ヒレの赤が差し色のように映えるのが令和サファイアの魅力です。
体色は茶色っぽくなる個体が多い
令和遺伝子はヒレ以外にも赤みを乗せることがあり、体に赤が入ると全体が茶色っぽい体色になります。
そのため、令和サファイアは元のサファイアよりも茶色寄りに見える個体が多くなります。この「体に赤が入るかどうか」が、後述する選別の分かれ目になります。
青ラメの色合いにも個体差がある
サファイア譲りのラメも見どころです。
ただしラメの色は青だけでなく、緑っぽく出る個体も多くなります。青いラメが出ている個体ほど、サファイア系らしい涼しげな印象になります。
令和サファイアメダカの固定率と選別のポイント
令和サファイアの固定率は80%程度です。
固定率は80%程度
10匹採れれば8匹前後は令和サファイアらしい表現になる計算で、品種としては安定している部類です。
ただし「令和サファイアらしい個体」の中にも質の差があるため、親に残す個体はしっかり選びたいところです。
選別のポイント|ヒレだけが赤い個体を残す
当店が親魚を選ぶときに見ているのは、次の2点です。
①ヒレだけが赤く、体には朱が入っていない個体
体に赤が入ると全体が茶色っぽくなってしまうため、赤はヒレだけにとどまっている個体が理想です。
②ラメの色が「青い」個体
ラメは緑っぽく出る個体も多いので、青いラメが出ている個体を残していくと、世代を重ねても青ラメが安定します。
令和サファイアメダカの育て方|黒容器がおすすめ
普通体型なので、特別な飼育方法は必要ありません。容器の色と、色が上がるまでの時間だけ意識してください。
容器は黒がおすすめ
令和サファイアは下地がサファイアと同じ黒系ですが、赤みが混ざって茶色っぽい体色になる個体が多く、黒い容器でも黒くなりすぎず、綺麗に見えやすいのが特徴です。
そのため当店では黒容器をおすすめしています。黒容器の上見だと、ヒレの赤とラメの輝きが両方引き立ちます。
なお、元のサファイアは下地が黒いぶん、黒容器だと黒くなりすぎてラメが見えにくくなることがあります。同じサファイア系でも容器の相性が違うのは面白いところです。
ヒレの色上がりには4〜5か月かかる
令和サファイアのヒレの赤は、すぐには出ません。
しっかり色が乗るまでには4〜5か月ほどかかります。若い個体を見て「ヒレが赤くない」と判断せず、じっくり育てて完成を待ってあげてください。
逆に言えば、時間をかけたぶんだけ仕上がりが変わる品種です。
サファイア系との違い|どれを選べばいい?
当店ではサファイア系をいくつか扱っています。迷ったときは、次のように選んでみてください。
令和サファイア…ヒレに色が入る表現が好きな方、黒容器で綺麗にラメを楽しみたい方
サファイア…青ラメの美しさをまっすぐ楽しみたい方(黒くなりすぎないようモスグリーン容器がおすすめ)
白斑サファイア…下地が白く、冬でも黒くならないので通年で青ラメを楽しみたい方
ピンクサファイア…サファイア系の中でも色みの違いを楽しみたい方
令和サファイアは、この中では唯一「赤」が入るタイプです。青ラメの涼しげな印象とヒレの赤、両方を1匹で楽しみたい方に向いています。
まとめ|青ラメと赤いヒレを併せ持つ令和サファイア
令和サファイアは、サファイアに令和遺伝子を取り入れ、ヒレが赤く染まるようになった品種です。
固定率は80%程度と安定していますが、ヒレだけが赤く体に朱が入らない個体、そして青いラメの個体を選んでいくことで、より美しい血統に仕上がります。
ヒレの色上がりには4〜5か月。黒容器でじっくり育てて、完成した姿を楽しんでください。
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