メダカの室内飼育に必要なものまとめ|最初に揃える用品と「あると便利」を専門店が解説
「メダカを室内で飼ってみたいけど、何を買えばいいの?」
「水槽はどのくらいの大きさを選べばいいの?」
「フィルターやヒーターって、絶対に必要なの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
室内飼育は屋外と違って照明が必須だったり、逆に「実はなくても大丈夫」なものがあったりと、最初はどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、メダカ専門店の「メダカ屋えん」が、室内飼育で最初に揃えたい用品と、あると便利な用品を早見表つきで分かりやすく解説します。
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早見表|最初に揃えるのは6つだけ
まずは全体像から。室内飼育に必要なものを、必要度つきの早見表にまとめました。
| 用品 | 必要度 | ポイント |
|---|---|---|
| 水槽(7.5L以上) | ◎ 必須 | 小さすぎる容器は失敗のもと |
| 照明(LEDライト) | ◎ 必須 | 部屋の明かりだけでは足りない |
| エアレーション | ◎ 基本必要 | 止まった水は傷みやすい |
| カルキ抜き | ◎ 必須 | 水道水を使うなら必ず |
| 餌 | ◎ 必須 | メダカ専用のものを |
| 網 | ◎ 必須 | 移動やお世話のたびに使う |
| フィルター | ○ あると便利 | 水質が安定して管理が楽に |
| ヒーター | ○ あると便利 | 冬の繁殖・稚魚育成に |
| 水温計 | ○ あると安心 | 特に初心者におすすめ |
| タイマー | ○ あると便利 | 照明の点灯・消灯が自動に |
| お掃除・水換え用品 | ○ あると便利 | コケ取り・バケツ・水換えに |
| 底砂(砂利) | △ 好みで | なくても飼える。見た目や水草に |
| 水草 | ○ あると便利 | 有害な物を吸収・見た目も映える |
| 薬 | ○ あると安心 | いざという時のため事前準備がおすすめ |
| バックスクリーン | △ 品種による | ヒレの光る品種がきれいに見える |
◎のついた6つが、最初に揃えたい基本セットです。○のものは「なくても飼えるけれど、あると管理が楽になる」もの。あとから必要を感じたときに買い足せば大丈夫です。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
最初に揃える基本セット6つ
まずは「これだけあればメダカを迎えられる」という基本の6つです。
水槽|7.5リットル以上を選ぼう
メダカ飼育で意外と多い失敗が「容器が小さすぎる」ことです。水量が少ないと水質や水温が変わりやすく、管理がかえって難しくなります。当店がいつもおすすめしている最小サイズは7.5リットルの水槽です。
これから始める方には、必要なものがひとまとめになった水槽セットが手軽です。当店のおすすめはGEXの「メダカのための水槽セット」。コンパクトに始めたい方は300、水量に余裕をもたせたい方は幅40cmの400を選びましょう。
※このセットには、後ほど紹介する「ろ過フィルターセット」と同じ内容のフィルターが入っています。水槽セットを買う方は、フィルターを別に買う必要はありません。
※カルキ抜きは付属していないので、別途用意しましょう(この後で紹介します)。
照明(LEDライト)|室内飼育では必須
屋外には太陽の光がありますが、室内は部屋の明かりだけでは暗すぎます。光はメダカのホルモン分泌や体内リズムに関わっていて、健康に直結する大切な要素。室内飼育では照明が必須です。
毎日決まった時間に点灯・消灯するのがポイント。点灯時間は1日10時間程度、産卵も狙うなら14時間が目安です。
当店のおすすめはGEXの「クリアLED フラッティ」。先ほどの水槽セットのフタにぴったりはまります。
※フラッティはUSB接続です。コンセントにつなぐには専用のUSBアダプターもあわせて用意しましょう。
▶ 詳しくはこちら:メダカに照明(LEDライト)は必要?室内飼育で大切な理由と選び方を解説
エアレーション|室内では基本的に必要
室内は屋外と違って風がないため、水面が動かず水が止まったままになります。止まった水は傷みやすく、酸素も溶け込みにくくなります。さらに水が動かないと餌が広がらず、メダカが食べにくいという問題も。そのため室内飼育ではエアレーションが基本的に必要です。
エアレーションに必要なのは、エアポンプ・エアーチューブ・エアーストーンの3点です。エアポンプは静かさに定評のある「水心」がおすすめ。メダカは強い水流が苦手なので、エア量は弱めに調節しましょう。
エア量の調節は、エアー調節バルブをチューブの途中につなぐだけでOKです。
なお、この後で紹介する「ろ過フィルター」にはエアレーションの機能もあります。「エアレーションのみ」か「ろ過まで」か、どちらか一方を用意すればOKです。
▶ 詳しくはこちら:メダカにエアレーションは必要?要否の判断と選び方・使い方を解説
カルキ抜き(中和剤)|水道水を使うなら必ず
水道水にはカルキ(塩素)が含まれていて、そのままではメダカに有害です。水槽の立ち上げにも毎回の水換えにも使うので、カルキ抜きは必ず用意しましょう。
汲み置きでもカルキは抜けますが、天気や水温に左右されて時間が読めません。当店では確実で手軽な中和剤を使っています。
▶ 詳しくはこちら:メダカのカルキ抜きのやり方|中和剤と汲み置きの方法・時間の目安を解説
餌|メダカ専用のものを
餌はメダカ専用のものを選べばOKです。あげすぎには注意。食べ残しは水を汚す原因になるので、数分で食べきれる量を、メダカの様子を見ながらあげましょう。
当店でも販売している成魚用の餌「リッチB」は、日々の主食にぴったりです。
網(ネット)|お世話のたびに使う道具
メダカの移動や選別、ゴミすくいなど、お世話のたびに使うのが網です。ひとつ持っておくと必ず役立ちます。
おすすめはスドーの角網。水槽の角に沿う形なので、メダカを追い込みやすくすくいやすいのが特徴です。
あると便利な用品8つ|あとからの買い足しでOK
ここからは、必須ではないけれど「あると管理が楽になる」用品です。最初に無理に揃える必要はありません。飼っていて必要を感じたら買い足しましょう。
ろ過フィルター|水質が安定して管理が楽に
フィルターがなくてもメダカは飼えますが、あると水質が安定して管理が楽になります。ただし、フィルターがあっても水換えは必要です。
メダカは強い水流が苦手なので、スポンジ式や投げ込み式がおすすめ。GEXの「メダカを育てるフィルターセット」は流量調節バルブ付きでメダカ向きです。フィルターにはエアレーションの機能もあるので、ろ過までするならフィルター、エアレーションだけでよければ先ほどの3点セット、どちらか一方でOKです。
※先ほど紹介した「メダカのための水槽セット」には、これと同じ内容のフィルターが付属しています。水槽セットを買った方は、重複して買わないようご注意ください。
▶ 詳しくはこちら:メダカにろ過フィルターは必要?要否の判断と種類・選び方を解説
ヒーター|冬に繁殖や稚魚育成をしたい人に
メダカは寒さに強く、健康な成魚なら冬もヒーターなしで大丈夫です。ただ、冬でも繁殖させたい(水温26℃+照明14時間が目安)、稚魚を早く育てたい、といった場合には活躍します。
▶ 詳しくはこちら:メダカにヒーターは必要?要否の判断と使うときのポイントを解説
水温計|あると安心、特に初心者に
水温によって、メダカの活性(元気さや食欲)は大きく変わります。今の水温を知っておくと餌の量や水換えの判断がしやすくなるので、特に初心者の方にはあると安心です。
ガラス水槽なら、横から読みやすい水槽用の水温計を。文字が大きくて見やすいコトブキの水温計がおすすめです。
NVボックスのような上から見る容器で飼う場合は、浮かべるタイプの水温計が便利です。
▶ 詳しくはこちら:メダカに水温計は必要?種類の選び方と使うときの注意点を解説
タイマー|照明の管理が自動になる
照明は毎日決まった時間に点けて消すのが大切ですが、手動で続けるのは意外と大変です。コンセントに差すタイマーを使えば自動でオン・オフでき、点け忘れ・消し忘れがなくなります。
お掃除・水換え用品|バケツはメダカ専用に
飼育を続けていると、ガラス面のコケや、底にたまったフン・食べ残しが気になってきます。そんなときにあると便利なのがお掃除用品です。
ガラス面のコケには、スクレーパーやメラミンスポンジが手軽です。
また、水換えにはバケツも欠かせません。特別なものでなくて大丈夫ですが、メダカ専用のバケツを1つ決めて、洗剤では洗わないのが大切です。洗剤の成分が残っていると、メダカに悪影響が出ることがあります。
水換えのときに水を吸い出すには、クリーナーポンプがあると楽です。
底砂を入れている水槽なら、砂利の中の汚れごと水を抜ける「プロホース」が定番です。
▶ コケ対策について詳しくはこちら:メダカ水槽のガラス面のコケ対策|茶ゴケ・緑のコケの原因と落とし方・予防を解説
底砂(砂利)|なくても飼えるが、見た目や水草を楽しむなら
底砂はなくてもメダカは飼えます(当店でも使っていません)。砂利の間に汚れがたまるぶん、掃除の手間が増えるからです。
それでも、見た目を良くしたい・水草を植えたい・黒っぽい底でメダカの色を映えさせたい、という方には底砂もおすすめです。よく使われる3種類の違いをかんたんに紹介します。
大磯砂:崩れないので交換いらずで長持ち。迷ったらこれ。当店のおすすめです。
赤玉土:手頃な価格で、園芸用のものでも問題ありません。ただし1年ほどで崩れて泥のようになってくるので、そうなったら交換しましょう。
ソイル:水草を育てたい方向け。暗い色味でメダカの色を引き立ててくれます。
底砂を入れるなら、掃除には先ほど紹介したプロホースが活躍します。
▶ 詳しくはこちら:メダカ水槽の底砂の選び方|大磯砂・赤玉土・ソイルの違いとおすすめを解説
水草|水の汚れをやわらげ、見た目も映える
水草は、メダカにとって有害な物(フンから発生するアンモニアなど)を吸収してくれる頼もしい存在です。緑があると水槽の見た目もぐっと良くなります。
室内でよく使われるのはアナカリスやマツモ。アナカリスは砂利に活着して抜けにくくなるのがメリットです。なお、ホテイソウは日光がたくさん必要なので、室内飼育には向きません。
ひとつ注意したいのが農薬です。メダカにはほぼ影響ありませんが、一緒に入れるエビや貝には影響します。国産の水草を選ぶのが大事です。当店でも国産の水草を販売しています。
入れすぎると水面を覆ってメダカが餌を食べにくくなるので、ほどほどの量にしましょう。
▶ 詳しくはこちら:メダカ水槽におすすめの水草|初心者向けに選び方と種類を解説
薬|いざという時のために、事前の準備がおすすめ
薬は、最初にすぐ揃えなくても大丈夫です。ただ、メダカの病気は突然やってきます。病気を見つけてから買いに走ると、その間に手遅れになってしまうことも。いざという時に焦らないために、事前に準備しておくのがおすすめです。
常備しておきたいのは2つ。メチレンブルーは水カビ病などに使える定番の薬で、卵のカビ防止にも使えます。
グリーンFゴールドリキッドは、尾ぐされ病などの細菌性の病気に使います。
▶ 病気の見分け方と治し方はこちら:【完全版】メダカの病気一覧と治し方!画像で病気の種類を確認してみよう
バックスクリーンは品種によってはおすすめ
バックスクリーンとは、水槽の背面(側面)に貼る色つきのシートのことです。必須ではありませんが、品種によってはとてもおすすめです。
まず、ヒレに光が出るような品種(体外光やロングフィンの品種)は、バックスクリーンを貼ると横見でヒレの光がきれいに出ます。せっかくの美しさを引き出したいなら試す価値ありです。
もうひとつのメリットが、背地反応(周りの色に合わせて体の色を変える性質)を抑えられること。水槽のガラス越しに明るい景色が見えていると、メダカの体色は薄くなりがちです。底面が黒い水槽やソイルを使っている場合、側面を3面覆ってあげると背地反応が抑えられ、体色が薄くなりにくくなります。
色はメダカの体色が映える黒が定番です。手持ちの品種に合わせて検討してみてください。
まとめ|まずは6つ、あとは必要になってから買い足せばOK
最後に、この記事のポイントをまとめます。
・最初に揃えるのは水槽(7.5L以上)・照明・エアレーション・カルキ抜き・餌・網の6つ
・フィルター・ヒーター・水温計・タイマー・お掃除用品・底砂・水草は「あると便利」。あとからの買い足しでOK
・薬(メチレンブルー・グリーンFゴールドリキッド)は、いざという時のために事前の準備がおすすめ
・バックスクリーンは品種によってはおすすめ。ヒレの光が映え、背地反応も抑えられる
道具を完璧に揃えることよりも、水換えと毎日の観察を続けることが一番のケアです。まずは基本の6つでメダカとの生活を始めて、必要に応じて少しずつ揃えていきましょう。
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お迎えから日々のお世話、繁殖、トラブル対応まで、順番に読めば一通りわかる決定版。ご購入者は公式LINEでの飼育相談つきです。
▶ 関連記事:メダカの室内飼育の置き場所はどこがいい?水槽を置いてはいけない場所も解説
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▶ 気になる初期費用はこちらで解説しています:メダカの室内飼育の初期費用はいくら?最低限セットと全部そろえる場合の目安を解説
▶ そもそも室内と屋外で迷っている方はこちら:メダカは室内と屋外どっちで飼う?費用・育ち・楽しみ方を専門店が徹底比較


