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メダカ容器の台風対策|大雨・強風への備えと通過後のチェックを解説

「台風が来るけど、外のメダカはこのままで大丈夫?」

「容器があふれてメダカが流されないか心配…」

「台風が過ぎた後って、何をすればいいの?」

こういった疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか。

夏から秋にかけての台風は、屋外飼育のメダカにとって一年で最大級の試練です。大雨による水位の上昇、強風による飛来物、そして急激な水質の変化。ただ、台風対策は「前日までの準備」でほとんど決まります。

この記事では、台風が来る前にやっておくべき準備(大雨対策・強風対策)と、通過後のチェックポイントまで、順番に解説していきます。

台風でメダカに起きる3つの被害

台風がメダカの容器にもたらす被害は、大きく分けて3つあります。

  1. 大雨による増水…容器があふれてメダカが流れ出てしまう
  2. 強風と飛来物…すだれや物が飛んで容器を直撃する
  3. 水質の急変…大量の雨水で水質が一気に変わり、メダカが弱る

どれも、台風が来てからでは対処できません。「前日までの準備」と「過ぎた後のケア」に分けて、やるべきことを見ていきましょう。

台風前の準備①|大雨への備え

①あらかじめ水位を下げておく

大雨対策の基本は、台風が来る前に容器の水位を下げておくことです。

水面から容器のフチまで余裕があれば、多少の雨が入っても水があふれません。水位はいつもの2/3くらいまで下げておくと安心です。抜いた水は捨てずに取っておくと、台風後の調整にも使えます。

②ろ過マットや自動排水容器で「あふれ」を防ぐ

水位を下げても、長時間の豪雨では水がどんどん増えていきます。そこで当店で実践しているのが、容器の縁にろ過マットを掛けておく方法です。

ろ過マットが水を吸い上げて、毛細管現象で増えた分の水だけが自動的に外へ排水されていきます。水は逃げてもメダカは流れ出ないので、増水対策としてとても優秀です(上の写真は当店の実際の設置例です)。写真のマットは、ろ過マットを切って中に針金を通し、容器の縁に引っ掛けて固定できるように加工したものです。また、最初から自動排水機能が付いた容器を使うのもおすすめ。睡蓮鉢などには排水穴付きのものがあり、台風のたびに慌てなくて済むようになります。

ちなみに、自作に使うろ過マットは市販のウールマットでOKです。1枚あれば何個分も作れます。

「作るのはちょっと面倒…」という方には、容器の縁に取り付けるだけで増水時に水を逃がしてくれる既製品もあります。

また、最初から水の入れ替え・排水がしやすい設計の睡蓮鉢を選んでおくのも手軽です。大きめと小さめの2サイズがあります。

③牡蠣殻で水質の急変をやわらげる

大量の雨水が入ると、水質が酸性に傾きやすくなります。

容器に牡蠣殻を入れておくと、雨による酸性化をやわらげてくれます。普段の雨対策としても有効なので、屋外飼育では常備しておきたいアイテムです。

台風前の準備②|強風への備え

①すだれなど飛びそうな物は外すか、しっかり固定

台風の強風で一番怖いのが飛来物です。すだれや遮光ネットは、風で飛ばされる前に外しておくか、しっかり固定しましょう。

すだれが飛ばされれば近隣にも危険ですし、逆によそから飛んできた物が容器を直撃することもあります。容器のまわりの植木鉢や道具類も、できるだけ片付けておきましょう。

②容器は風の当たりにくい場所へ

移動できる容器は、建物の陰など風の当たりにくい場所へ寄せておきます。

壁際に寄せるだけでも、風と飛来物のリスクはかなり減ります。移動の際は水がこぼれないよう、少し水位を下げてから運ぶと安全です。

③小さい容器は室内へ避難させるのもあり

NVボックスなどの小さい容器は、思い切って玄関や室内に避難させるのもひとつの手です。

数日程度なら室内でも問題ありません。ただし移動による水温変化はあるので、戻すときは水温を合わせてから。大きい容器は無理に動かさず、水位とネットの対策を優先しましょう。

台風の通過中にやってはいけないこと

①危険な中、様子を見に行かない

一番大切なことです。台風の最中に、メダカの様子を見に外へ出ないでください。

毎年、台風時の見回りでの事故がニュースになります。メダカのことは前日までの準備に任せて、通過中は必ず家の中で待ちましょう。メダカは意外とたくましい魚です。

②直前・通過中の餌やりは控える

台風の直前・通過中は餌やりを控えましょう。

気圧や環境の変化でメダカの活性が落ちているうえ、食べ残しが水質悪化につながります。1〜2日食べなくても全く問題ありません。

台風が過ぎた後のチェックポイント

①メダカの数と様子を確認する

台風が過ぎたら、まずメダカの数と泳ぎ方を確認します。

増水で流された個体がいないか、ヒレを閉じてじっとしている個体がいないか。容器のまわりに飛ばされた個体がいないかも見ておきましょう。

②水の状態をチェックする

次に水の状態です。雨水で水位が上がっていたら、下げておいた時の水や汲み置きの水で少しずつ調整します。

泥や葉っぱなどが入って濁っている場合は、ゴミを網で取り除いてから、様子を見て1/3程度の水換えを検討してください。

③環境を一気に戻さない

台風後に焦って、すだれを戻し、水を全部換えて、餌をたっぷり…と一気に環境を変えるのはNGです。

台風で疲れているメダカに、さらなる環境の変化はダメージになります。メダカの様子を見ながら、数日かけて少しずつ普段の環境に戻していきましょう。慌てないことが一番の優しさです。

まとめ|台風対策チェックリスト

前日まで(大雨)水位を2/3に下げる/縁にろ過マットを掛けて自動排水/牡蠣殻を入れる
前日まで(強風)すだれは外すか固定/容器を壁際へ/小さい容器は室内避難
通過中外に出ない(人命第一)/餌やりはしない
通過後数と様子の確認→水位調整・ゴミ除去→数日かけて普段の環境へ

台風対策は、特別な道具より「水位を下げる」「固定する」「片付ける」という地味な準備がいちばん効きます。

そして何より、台風の最中は絶対に外へ出ないこと。メダカは私たちが思っているよりたくましい魚です。しっかり備えて、どっしり構えて、台風シーズンを乗り切りましょう。

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