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メダカは違う種類のメダカと混ぜるのは大丈夫?混泳の注意点はこれ!

お店を営業していると、様々な質問を受けることがあります。

特に初めてメダカを飼育する方に多いのは、違う種類のメダカを一つの水槽で飼育するのは大丈夫なのかという質問です。

色とりどりなメダカがいるのも、メダカの魅力の一つなので、せっかくならいろんな種類のメダカを飼ってみたいですよね!

結論としては、色々な種類(品種)のメダカを一つの水槽で飼育をしていただいても大丈夫です。

ただし、気を付けていただきたいポイントがあるので、そこはチェックしてください。

違う品種を混泳させる場合の注意点について、解説をしていきますね!

 

違う品種同士を混ぜて飼育をしても大丈夫なのか?

まずは、結論としては、違う品種を混ぜて飼育をしても大丈夫です。

改良メダカは、元を辿れば、全て日本に元々いたメダカです。
つまり、見た目は違っていても、同じメダカということなんです。

なので、基本的には見た目が違うメダカ同士を同じ水槽で飼っても大きな問題は起きません。
ただし、注意点がありますので、今回の記事では、その内容について深堀していきます。

①繁殖をした場合に、生まれてくる子がミックスになってしまう

さきにも説明をした通り、改良メダカは見た目が違っていても、元を辿ると同じメダカです。
そのため、色の違うメダカ達同士でも繁殖をしていってしまいます。

すると、生まれてくる子はミックスになっていきます。
品種の相性を考えずにミックスをしていくと、だいたいのメダカは黒っぽかったり、茶色っぽかったりする子が生まれてきます。

最初はカラフルなメダカ達の水槽だったのに、次の代に移るとあまり綺麗な子にならない可能性があります。

なので、綺麗な色のメダカ達を維持していきたい場合は、やはり品種毎に分けて飼育をしていくのが望ましいでしょう。
一方で、とりあえず繁殖を楽しみたい、生まれてくる子がミックスでも構わない、どんな子が出るか楽しみたい、特に繁殖を意識していないという方は、色々な品種を混ぜて繁殖をしていっても良いでしょう。

このあたりは、飼育のスタイルに合わせて考えていくと良いと思います。

②体型の違う子同士はなるべく混ぜない

色々な種類を混ぜて飼うのは基本的には問題がありませんが、一つ気を付けていただきたいところとしては、なるべく体型が違う子は混ぜないということです。
具体的には、ダルマ体型やヒレ長の子は注意が必要ということです。

ダルマ体型やヒレ長のメダカは、普通体型のメダカと比べると泳ぐ能力が少し低くなりがちです。
そうなると、餌食い競争に負けてしまって、餌が取れずに痩せていってしまうことがあります。

その他にも、気の強い子がいた場合に、いじめられてしまう可能性があります。
ヒレ長の子は、喧嘩に巻き込まれると、たまにヒレが裂けてしまうことがあります。
綺麗なヒレを維持していくためにも、なるべくヒレ長の子はヒレ長同士で飼育をしていくのがオススメです。

ダルマ体型の子は寒い時期になると、うまく沈めなくなったり、ひっくり返って浮いてしまうことがあります。
個体によっては、お外での越冬が難しい場合もありますので、別で管理をする必要も出てくる可能性があります。
普通体型の子と一緒に飼っていても、冬場は結局別で管理をする必要が出てくるかもしれません。
ですので、はじめから別で飼育をしている方が良いと思います。

違う種類だと喧嘩してしまう?

メダカは違う種類同士だからといって喧嘩をするということはありません。
個人的な感想としては、違う種類だな~とメダカ同士は感じていないように思います。
それよりかは、個体差によるものの方が大きく、気が強いタイプの子はどんな種類のメダカが相手であろうと、喧嘩をします。

メダカは小さい体ですが、意外にも縄張り意識が強く、よく観察をしていると、喧嘩も多い生き物です。
特に、少数になった時は、よく喧嘩をしがちです。
逆に、大勢の群れでいる時は、そこまで喧嘩は多くない印象があります。

そのため、他のメダカを追い回してしまう子がいる場合の対処法の一つとして、メダカの数を増やしてあげるということが挙げられます。
群れが大きくなると、喧嘩をしにくくなることがあります。

ただし、これも絶対改善するという策ではなく、それでも気の強い子は他の子を追い回してしまう場合も…。
こういった場合は、やむを得ないので、気の強い子は隔離をしていった方が良いでしょう。

追い回されてしまう子は、次第に痩せていってしまい、弱っていくことがありますので、あまりにも追い回しがひどい場合にはこうした対処が必要になってきます。

カラフルなメダカの水槽はとっても綺麗!

ミックスメダカのカラフルな水槽はとても綺麗で、見ていて飽きない良さがあります。
その一方で、導入するメダカの体型を揃えていくことは大切な部分であるので、注意をしてください。



また、種類の違いは問題ありませんが、メダカの大きさは問題になることがあります。
体の大きさがバラバラだと、体の大きな個体が小さな個体をいじめてしまうこともありますので、お店で選ぶ際などは注意をしましょう。

好みの色合いのメダカを水槽に泳がせてみて、癒されてくださいね!

ミックスメダカをお迎えする!