メダカの冬の室内飼育ガイド!餌やり・水換え・ヒーターの正解を全部解説
メダカは屋外で飼育をされている方がどちらかと言えば多いので、屋外飼育の情報が多くなりがちです。
うちは室内飼育なんだけど…という方に向けて、冬の室内飼育のメダカの育て方についての記事も書いちゃいます!
屋外飼育とは違って、冬の室内飼育は各ご家庭によって環境がバラバラになりやすいです。
それ故に、一概にこうすればOK!という方法がないのが難しいポイントです。
この記事では、それぞれの状況でのメダカの管理方法について、解説を入れていきます。
冬の室内飼育と屋外飼育の違い
冬の室内飼育と屋外飼育の違いは何かというと、人によって環境が大きく異なるということです。
具体的に言うと、屋外飼育の場合は、同じ地域内であれば、日当たりや容器の大きさなどで多少の差はあれど、メダカはだいたい越冬モードに入ります。
一方、室内飼育は置き場所や暖房の有無によって、環境が本当にバラバラになっていきます。
なので、冬の間の室内飼育は、室内の環境によって状況が大きく左右されるので、それぞれのお家によって対応を変えていく必要があります。
それぞれの状況に合わせて、どのような飼育をしていけばいいのか解説していきますので安心してくださいね!
水温によって餌の量は変えていく必要がある
屋外飼育では、冬の間は餌を切っていきますが、室内飼育の場合には、餌を与えてこともあります。
メダカは10℃を下回ってくると、活性が落ちて底に沈んだままになって、餌を食べなくなってきます。
しかし、室内飼育をしている場合、そこまで水温が下がりきらない可能性があります。
その場合には、少しずつですが、餌を与えていきましょう。
餌やりの目安になるのが水温のため、慣れないうちは水温を確認しながら餌をあげていくと、水温と餌の量の感覚が身についていくと思います。
始めは水温計を見てから餌をあげるのがおすすめです。
上見用の水槽で飼育をしている方は、スドーの浮かべる水温計が見やすくておすすめです。
ガラス水槽であれば、寿の水温計が大きくて見やすいと思います。
~10℃未満の時の餌やり
10℃を下回っている場合は、屋外飼育のメダカと同様に、餌を食べなくなっていると思います。
その場合には、無理に餌をあげずにゆっくりとさせてあげてください。
屋外飼育のメダカと同様に、越冬モードに入っていると思っていただいていいと思います。
このくらいの水温だと、底でじっとしていることが多いはずです。
10℃~15℃の時の餌やり
10℃~15℃くらいの水温を維持できるようであれば、メダカを餌を食べてくれます。
ただし、食べる餌の量は少ないので、あげる量は少しずつで良いです。
このくらいの水温帯だと、メダカはポツポツとゆっくり餌を食べると思います。
餌の量は減らしつつも、完全には餌を切らないのがこの温度帯です。
このくらいの水温であれば1日1回あげていただければ大丈夫です。
15℃~20℃の時の餌やり
暖房がしっかり効いている部屋だとこれくらいの水温まで上がることがあります。
この水温帯だと、6割くらいの活性という感じで、比較的餌は食べる子が多いと思います。
夏ほどではないものの、ある程度餌は食べるので、様子を見ながら餌を追加であげてもOKです。
この温度帯であれば1日に1回~2回餌をあげても良いでしょう。
20℃~25℃の時の餌やり
このくらいの水温になる場合は、室温はかなり暖かめに設定されていると思います。
20℃を超えてくるとメダカの活性もだいぶ高くなってくるので、餌もしっかりと食べるようになります。
この場合は、餌は1日に2回くらいあげると良いでしょう。
水換えはどれくらいの頻度でやればいい?
続いて冬の室内飼育で気になるのが水換えはどれくらいの頻度でやればいいのか?ですが、これは餌のあげ方によって変わります。
当然、温かくて餌をよくあげているようであれば水換えはしっかりとしていく必要がありますし、冷たくて餌を切ってしまっているようであれば、水換えはほとんど必要なくなります。
餌やりの状況別に見ていきましょう。
餌をほとんどあげていない場合
餌をほとんどあげていない場合には、水も汚れていきにくいので、水換えもあまりしなくても大丈夫になります。
とはいえ、室内飼育の方の水槽はそこまで大きな水槽でないことが多いと思いますので、多少水換えはしていった方が良いと思います。
具体的には、2週間に1度、水槽全体の1/3程度は換えていくのが良いでしょう。
その際、メダカをなるべく刺激しないように、そっと水換えをしていただくと、メダカへのダメージも抑えられます。
1日に1回はあげている場合
1日に1回は餌をあげているという場合は、もう少し水換えのタイミングは早めて、7日~10日程度で水換えをしていきましょう。
水換えの量は通常であれば1/3くらい、水の汚れがひどいようであれば1/2くらい換えてもOKです。
1日に2回以上あげている場合
この場合は、比較的水温も高めの状態で管理をされていると思います。
水温が高いとメダカも餌をよく食べますし、水も傷みやすくなります。
そのため、水換えはしっかりめにしていく必要があります。
水換えの頻度としては7日~10日に1回、交換する水量は1/3~1/2くらいで換えていきましょう。
1日1回の時よりも、水換えのサイクルを早めたり、一度に交換する水の量も多くしたりする必要があります。
水換えの頻度や水量については、ご自宅の水槽の水量やメダカの匹数、餌のあげる量などで調節をしていってくださいね。
メダカにはヒーターなしでも大丈夫!
寒いとメダカもほとんど動かなくなってしまって、寒さで死んでしまわないか心配になりますよね。
でも、メダカは元々日本に棲んでいる生き物なので、本来は冬の寒さも経験して生き延びているのです。
なので、熱帯魚たちとは違って、メダカ飼育にはヒーターはなくても大丈夫です。
それでもヒーターを入れていくメリットもありますので、ヒーターを使うメリット、デメリットをそれぞれ解説していきます!
ヒーターを使用するメリット
冬に水温が下がってくるとメダカの活性は落ち、あまり動かなくなったり、餌を食べなくなったりします。
しかし、ヒーターを使って水温を高めてあげれば、メダカの活性は上がり、餌を元気に食べてくれるようになります。
具体的なメリットとしては…
①冬でも元気に泳ぐメダカを見られる
②稚魚や針子といった小さな個体も安全に越冬ができる
③冬でも繁殖を楽しめる
これらのことが挙げられます。
それぞれもっと深堀していきましょう!
①冬でも元気に泳ぐメダカを見られる
メダカは、水温が下がると底の方でじっとしていることが多くなります。
冬の間はじっとして寒さに耐えてくれています。
でも、やっぱり水槽内で元気に泳ぎ回ってくれている姿が見たい!という気持ちも分かります。
そんな時にヒーターを入れていただいて水温が上がってくると、水温上昇に伴ってメダカも元気に泳ぎ回るようになります。
冬でも暖かい時期と同じようにメダカの飼育を楽しみたい方にヒーター導入はいいと思います。
②稚魚や針子といった小さな個体も安全に越冬ができる
大きな成魚であれば冷えた室内の環境で越冬することもできますが、まだ小さな針子や稚魚がいる場合は注意が必要です。
越冬をする場合には、餌をほとんど食べずに寒さに耐え抜くだけの体力が必要になりますが、まだ小さい個体にはその体力がありません。
そのため、針子や稚魚たちにはできればヒーターを入れてあげて、冬の間でも餌を食べてくれるような環境にしてあげた方が、より安全に冬越しができるようになります。
室内の暖房だけで水温が上がりきらないような環境での飼育の場合には、針子や稚魚の水槽だけでもヒーターを入れるのは検討してみてください。
③冬でも繁殖を楽しめる
メダカの繁殖のスイッチが入るのは、水温で20℃以上、日照時間が13時間以上が必要です。
冬の間は、これらが屋外飼育だと満たせないので、メダカは産卵をしません。
しかし、室内であれば、ヒーターや照明でこの環境を整えてあげれば、冬でもメダカに産卵をしてもらうことができます。
設定としては、水温が26℃くらい、照明の時間は14時間を目安にすると繁殖がしやすいと思います。
あまり低すぎる水温だと餌食いも悪いですし、産卵した卵がカビてしまうこともあります。
26℃以上あると餌食いも良好です。
また、照明の時間については、12時間~13時間あたりに産卵スイッチが入るかどうかの分岐点があり、これを確実に越えていけるラインの14時間を個人的にはおすすめしています。
室内飼育での繁殖がうまくいかない方に、照明の時間が短い場合があるので、少し長めに設定しておくと、より確実に産卵スイッチを入れていくことができます。
おすすめのヒーター
ヒーターには、温度固定のものと、温度を自由に変えられるものが売っています。
温度固定の方は安いのがメリットですが、デメリットとして、温度を変更できないことがあります。
うちでは温度固定では、テトラのこの26℃のヒーターを持っています。
固定でしか使用しない水槽にはこのヒーターが安いので使っています。
このヒーターで繁殖できるくらいの温度にあげられるので、ヒーターにあまりお金をかけたくない方にはおすすめです。
一方、温度が自由に設定できるものは、飼育スタイルの変化によって、温度を自由に変更できるのがメリットですが、値段が高くなるのがデメリットです。
個人的には、温度を自由に設定できるヒーターの方が、色々な飼育方法に対応できるのでおすすめです。
例えば、ダルマメダカを繁殖させようと思うと水温は高めの方が生まれてきやすくなるので、水温を高くしたい時。
また、春先に屋外にメダカを出す際には、徐々に加温していた水温を下げていく必要があります。
その時も、設定温度を徐々に下げていくことができるので、より安全に外の環境に向けて慣らしていくことができます。
水温を高く設定したい時、あまり水温をあげすぎたくない時と、一本で完結できるので、可変タイプのヒーターの方が便利なことが多いです。
ちなみにGEXのヒートナビシリーズをうちでは愛用しています。
ヒーターを使用するデメリット
では、ヒーターを使用するデメリットはなんでしょうか?
①電気代がかかる
②メダカの寿命が短くなることがある
③冬でも水換えはしっかりしていく必要がある
こうしたことがデメリットとして考えられます。
これらも深堀していきましょう!
①電気代がかかる
アクアリウムにおいて、照明やエアレーション、ろ過は正直そこまで電気代がかかるものではありませんが、ヒーターは別です。
ヒーターの継続的に使用は、意外と電気代がかかります。

引用:水槽ヒーターの電気代はどのくらい?水槽サイズ別の電気代を解説
こちらの記事の電気代をベースに計算すると、例えば55Wのヒーターを24時間稼働で30日使用した場合は、約1231円になります。
ただし、実際は、指定の水温まで温度が上がればヒーターは稼働を止めるようになっているので、もっと電気代は下がります。
とはいえ、ヒーター1台で1か月あたり少なくとも数百円は電気代がプラスになると思ってください。
②メダカの寿命が短くなることがある
ヒーターを入れて冬の間も活性が高い状態をキープしていくと、メダカの寿命は短くなると感じています。
元気いっぱいに泳ぎ回っている期間が短い方が寿命は長くなるのかなと思います。
なので、逆に冬は寒さをしっかり感じさせてあげて、ゆっくりする期間を作ってあげる方が寿命は長いと思います。
また、産卵をたくさんしている個体の方が寿命は短くなる傾向もあるので、冬に産卵までさせていくと、その分でも寿命は短いと感じます。
③冬でも水換えはしっかりしていく必要がある
ヒーターを入れているとメダカは餌をしっかりと食べるようになります。
その分、糞もするようになりますので、水換えもちゃんとしていく必要があります。
通常、屋外飼育であれば冬は、餌を切ってしまうので、ほとんど水は汚れず、水換えもしなくてもよいくらいになります。
そのため、お世話が減って楽な季節とも言えます。(それが寂しい季節でもあるんですが笑)
一方で、ヒーターを入れると上記の通り、餌をよく食べていくので、水換えが必須の作業となります。
お世話が増えるのがデメリットと捉えるか、メリットと捉えるか…ですね。
お家での環境を知って上手にメダカを越冬させよう!
冬の室内飼育は、お家の環境によって飼育スタイルは異なります。
一番大切な指標が水温です。
水温によってメダカの様子は大きく変わりますので、まずはご自宅の水槽の水温を知って、メダカの様子をチェックしてください。
その上で、餌の量や水換えの量などを調節していってください。
冬でもメダカを楽しめるのが室内飼育の良さだと思います。
上手にコントロールしていって、冬を楽しみながら、春に向けてメダカを元気に越冬させてあげてくださいね!