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屋外飼育のメダカの失敗しない越冬方法!餌や水換えはどうする?柿の葉はいる?

メダカは日本に昔から生息をしている魚なので、寒さにも強く屋外での越冬も可能です。

しかし、無事にメダカを越冬させていくために、いくつか気を付けていただくポイントがあります。

冬になり水温が下がっていくと、メダカの様子も変化します。

メダカの様子を確認しながら、管理を変えていかなくてはいけません。

無事にメダカに越冬をしてもらって、春に暖かくなった時には産卵をしてもらいましょう!

この記事では、越冬を失敗しないために気を付けていただく所を解説していきます。

動画での解説はこちら

 

越冬成功のカギ!飼育密度はさげておこう!

越冬の成功の鍵の一つに飼育密度があります。
越冬モードになったメダカには基本的には餌はあげません。
では冬の間はメダカは何も食べていないのかと言うと、そうではなくて、わずかながらも水槽内に発生した微生物を食べていると思われます。
しかし、冬はメダカだけでなく、微生物の活性も下がっているので、微生物も発生しにくくなっています。
そのため、メダカが食べられるような微生物も数は限られているということになります。
実際、冬の間に過密飼育をしている水槽は、少しずつ痩せていきますが、ゆったりと匹数に余裕を持たせている水槽のメダカはぷっくりしたまま冬を越せます。
この差があるので、飼育密度はなるべく下げていく方が冬の間は特に良いと思います。
具体的には、1匹あたり2〜3ℓ程度にしておくと余裕があって良いでしょう。
餌が与えていかない冬だからこそ、飼育密度を下げていきましょう!

メダカは氷の下でも大丈夫!

屋外飼育で、冬に一番心配になるのが水槽の水の凍結ですよね。
メダカは、水面が凍ってしまっても、氷の下で生きていくことができます。
これは、水温4℃の水が重たいので水底に水面よりも温かい水があるためです。
水槽内は水面にいくほど冷たく、水底にいくほど水温は高くなっています。
ただし、水槽内の水が完全に凍結してしまうような環境の場合には、さすがにメダカも凍り付いて死んでしまうので、氷が分厚くなりすぎないように気を付けましょう。
完全に水槽の水が凍り付いてしまわないための対策として、飼育容器選びも重要です。
次の項目では容器選びについても解説していきます。

ちなみに、水槽に氷が張ってしまった場合、薄い氷であれば無理に割らずに自然に溶けるのを待つ方が良いです。

メダカの越冬には水深が深い容器がおすすめ!

メダカの越冬に適した容器は、水深のある容器です。
前の項目でも解説をしましたが、冬場は水面付近が冷たく、底の方は温かくなっています。
容器に水深がある方が、温かい場所が容器の中にできやすいです。
逆に、水深が浅い容器の場合には、全体が冷えていきやすいので、冷たくなる水の割合が高くなります。
同じ水量であったとしても、浅い容器と深い容器では環境が変わってくるという訳です。
よくメダカの飼育では、NV13や22といった箱型の容器を使われることが多いのですが、これは水深が浅いため、越冬にはあまり向かない容器と言えます。



それよりかは、深さが出るバケツやジャンボタライなどの容器の方が越冬には向いている容器と言えます。


また、凍結の対策としても浅い容器よりも深い容器の方が良いので、なるべく深さのある容器を準備していただくのが良いと思います。

越冬前に水槽を大掃除しておこう!

越冬モードにメダカが入る前に、水槽をリセット(丸洗い)しておきましょう。
水槽にアオミドロや落ち葉、汚泥など溜まってしまっていると、越冬中のメダカにとって害になることがあります。
ごくまれですが、アオミドロにメダカがひっかかってしまう場合も…。
また、屋外飼育の場合は、ヤゴが水槽内に潜んでいる場合があります。
特に砂利を敷いているところに潜りこんでいることがあります。
ヤゴも屋外で越冬ができてしまうので、注意が必要です。
ヤゴが水槽に残ったままになっていると、冬の間にメダカがヤゴに襲われる危険があります。
ヤゴを水槽内から追い出すためにも、丸洗いをして一旦綺麗にしておきましょう。
冬の間は、大胆な水換えができなくなるので、冬の開始前に丸洗いをするのが大切です。
丸洗いをする時のポイントとして、古い水(今までメダカがいた所の水)を残しておくことです。
完全に綺麗な水には、微生物がほぼいません。
冬の間は、メダカは粉餌ではなく、水槽内に発生した微生物を少しずつでも食べていると思われます。
100%綺麗な水のまま越冬を迎えてしまうと、水槽内の微生物が少なすぎてしまうので、古い水を残しておいて、それをリセットした水槽に少し混ぜてあげるといいでしょう。
目安として、1割程度の古水を混ぜ込んでいくと良いでしょう。

どれくらいのサイズの子なら屋外で越冬できる?

秋にメダカを孵化させていた方には、まだ小さい稚魚が残っている方もいるのではないでしょうか。
越冬にはなるべくサイズを大きくした方が越冬できる確率は高くなります。
それでは、どれくらいのサイズがあれば越冬可能かが気になると思います。
結論としては、2cmくらいあると越冬できる確率は高いです。
なぜなら、冬は餌をあげなくなっていくので、体力をたくさん蓄えておける体の大きな個体の方が有利だからです。
では、それよりも小さな個体が越冬できないのかと言えば、全くできない訳ではありません。
うちのメダカでも少しサイズが小さ目の個体でも越冬できる子はいます。
ただし、越冬確率は下がってしまうので、もし可能であれば、室内に小さい子は避難してもらって、冬を越してからまた外に出す方が安全ではあります。
どうしても室内にメダカを入れることができないようであれば、補助としてオオミジンコを水槽に入れておくのも良いです。
オオミジンコは大き目のミジンコで丈夫なので、冬の屋外でも使用可能な生餌です。
大きな個体はメダカは食べることはできませんが、そこから生まれた小さな個体をメダカは食べることができます。
メダカの水槽で生き続けてくれれば、どんどん稚ミジンコを供給していってくれます。
越冬が心配な方は、水槽にオオミジンコを配って入れておくと良いでしょう。

オオミジンコは当店でも販売をしていますので、ぜひ活用してみてください!

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冬のメダカへの餌やりはどうする?

寒さが厳しくなってくると、メダカは段々と活性が下がっていき、餌もほとんど食べなくなっていきます。
そのため、冬には屋外飼育のメダカに餌をあげる必要がなくなってきます。
(メダカが餌を食べなくなるので、あげないようにします。)
水温が10℃を下回ってくると、メダカは水底に集まって、あまり動かなくなります。
時々、ニョロニョロっとした動きをしていたりします。
こうした日が続いてくると、餌は全く食べなくなっているので、餌切りをします。
餌を切ってしまう目安としては二つです。
①水温が10℃を下回っている
②水底でじっとしている
この条件に当てはまるようであれば、餌を切っていきます。
当店は、横浜市にありますが、例年であればクリスマス前後くらいでこのような状態になります。
一方で、冬でも急に暖かくなる日がありますが、そうした日には水面付近にメダカが集まってくる場合があります。
その時は、ほんの少しずつであれば餌をあげても良いです。
水温とメダカがどこを泳いでいるかで餌をあげるかどうか判断をしていってください。

冬の屋外飼育のメダカに餌はあげてもいいの?

冬の間は水換えをしてあげた方がいいの?

冬はメダカは水温が下がるとほとんど餌を食べなくなります。
その間は、基本的には餌やりを止めてしまいます。
なので、自然と糞の量も少なく(ほとんどない)なります。
また、冬は夏と違って水の傷みも緩やかになります。
例えば、夏の暑い時におにぎりを外に出しておいたら半日もせずにダメになってしまいますが、冷蔵庫のようによく冷えた環境に置いていたら長い時間保管できますよね!
このように、水も水温が高い時より低い時の方が傷むスピードはゆっくりになります。
つまり、冬の間は糞もほとんどしないし、水が傷むスピードがかなり遅くなるので、水換えはほとんど必要なくなるという訳です。

しかし、冬でも餌を少量ずつ与えている場合や、暖冬で暖かい日が続くような場合は別で、その場合は少しずつでいいので水換えが必要になることもあります。
その時は飼育環境によりますが、2~3週間程度に1度くらいを目安に水換えをしても良いです。
水換えの量は控えめにして最大でも1/3程度までにしておきましょう。

通常の冬でも、汚れが気になるようであれば、多少の水換えをしていただいても大丈夫です。
冬の間の水換えで注意をする点としては、一度に大量の水を交換しないこと、水換えの時にメダカを追い掛け回さないことです。
冬はメダカは寒さにじっと耐えて春を待っている状態です。
大量に水換えをしたり、網で追っかけまわしてしまったりすると、メダカはびっくりしてしまいます。
逃げ回ってどこかに体をぶつけてしまった場合は、そこから病気になる可能性もあります。
冬のメダカの管理も基本としては、なるべくそっとしておいてあげることです。
寒さに頑張って耐えてくれているメダカ達をそっと見守ってあげましょう!

冬はメダカに病気が出ていないかよく観察しよう!

水温が下がる冬にかかりやすい病気に水カビ病があります。
これは、メダカの体表面に白い綿のようなものができてしまう病気です。
治療の際には、メチレンブルーやアグテン、グリーンFリキッドなどが効果のある薬です。






治療の際には症状が出ている個体を隔離して、薬浴をしていきます。
メダカの水槽に入れている水草やエビ、貝などに薬で影響を与えてしまうので、一緒に飼育をしている方は特に気をつけてください。
水カビ病は、早期に発見して治療を開始すれば比較的治りやすい病気ではあります。
ただ、冬の間はお世話をすることもあまりなくなってしまうので、屋外のメダカはほったらかしにしてしまっている方も多いです。
そうなると病気になっているのに気付かず、治療が間に合わなかったということが起きやすいのがこの季節です。
お世話することがなくなってしまう季節ではありますが、メダカの観察を怠らないようにすることがとても大切です。
他のメダカの病気についても書いている記事がありますので、そちらもご覧ください

【完全版】メダカの病気一覧と治し方!画像で病気の種類を確認してみよう

冬はエアレーションは止めておこう!

寒くなってきたらエアレーションは止めるようにしましょう。
エアレーションの目的は水中に酸素を溶け込ませることですが、冬の間のメダカの活性は低く、消費酸素量も少ないです。
さらに、水温が下がると水に酸素は溶け込みやすくなり、溶存酸素量が足りなくなってメダカが酸欠になることはほぼなくなります。
冬のメダカは底の方でじっとして体力を温存しています。
エアレーションをして水が動き続けていると、メダカが泳がなくてはいけなくなるので、体力を温存しようとしているメダカにとって負荷がかかってしまうことになります。
また、容器のおすすめの項目でも説明をしましたが、水温は水面付近と水底では違っていて、より温かい水底でメダカは暖を取っています。
しかし、エアレーションをすることによって水が混ざり合い、水槽内の水温は均一になります。
底の温かい所でゆっくりしていたメダカからすると、温かかった所がなくなってしまうことになります。
これらのことから、冬の間はエアレーションは止めてしまった方が良いでしょう。

柿の葉などの落ち葉はなくてOK!

メダカの越冬の時に柿の葉などの落ち葉を入れる方がいます。
これは必要か?というところですが、個人的には不要と考えています。
当店でのメダカ達は、落ち葉などは一切いれず、ベアタンク(水とメダカだけの状態)で越冬しています。
むしろ、落ち葉は掃除してしまっています。
これは、飼育のポリシーの話になってしまうのですが、なくても大丈夫な物は水槽内に入れないようにしています。
落ち葉が入っていると、メダカの隠れ家になりますが、一方でメダカの様子を確認できないということでもあります。
私としては、メダカの状態が確認できず、病気になっているのに気付かないことの方がリスクがあると考えているので、メダカが見えなくなるようなものは水槽内に入れないようにしています。
柿の葉などを入れてうまく越冬できるようになった!という方は入れていただくのは大丈夫だと思いますので、みなさんがうまくメダカを管理できる方法で飼育をしていってくださいね!

冬はカルキが抜けにくいので汲み置きの水は注意!

冬は、水道水の汲み置きでカルキを抜いている方は注意です!
夏であれば天気の良い日は、早ければ半日でカルキが抜けていくのですが、冬はそうはいきません。
同じように天気が良い日でも1日かかっても抜けないこともあります。
さらにくもりの日は長くかかり、2〜3日経っても抜けきらないことがあります。
昔失敗したのが、2日半くらい外で置いていた水を使ったのですが、その時はうまくカルキが抜けていなかったようで、多くのメダカを死なせてしまったことがありました。
夏ならくもりでもそれくらいの期間があればカルキは抜けていたので、油断していました。
汲み置きの水を冬場も使うようであれば、しっかり日の当たる所に置いておくことでカルキを抜きましょう。
心配であればカルキ抜き剤を使うのは確実なのでおすすめです。

水槽に蓋をするべきか?

メダカの水槽に蓋をしておくべきか?については、個人的にはなくてもOKと思っています。
蓋をすることによって、水面が冷えにくくなるため、凍結対策になります。
また、雪が降った時は、冷たい雪が水槽に入らないため、急激に水槽の温度が低下するのが防げます。
もし蓋をする場合には、なるべく透明な蓋にして太陽光が水槽に入るようにしましょう。
このように良い点はあるので、蓋をしていただくのは問題ありません。

それでも使用をしない理由としては、メダカの様子を見るのが面倒になるからです。
ほんとうにわずかな手間ではありますが、このひと手間があるせいでメダカのことをよく観察しなくなってしまいます。
ただでさえ冬は、お世話をすることが少ないのでメダカを観察する機会が減ります。
それに蓋をすると、よりメダカを見なくなってしまいます。
冬には、水カビ病がよく発生します。
それは、早期発見できれば、治療が間に合いますが、遅くなると助からなくなってしまいます。
冬でもメダカをよく観察する癖をつけるために、あえて蓋はしていません。

無事にメダカを越冬させて春を迎えよう!

冬のメダカの管理について記事を書いてきました。
大ボリュームになりましたね!
それでも、正直基本的にはほとんど作業としてすることはありません。
一番みなさんにしていただきたいのは、メダカをよく観察をすることです。
越冬の準備を済ませたら、あとはメダカに頑張ってもらうだけなのですが、万が一体調を崩してしまった場合には助けてあげてください。
冬はお世話がほとんどないし、外は寒いしで、メダカを見る機会がぐっと減ります。
そこでメダカをほったらかしにしていると、気付いたら病気で全滅をしていた…なんてことがよくあります。
久しぶりに蓋を開けてみたら、メダカが全然いなくなっていたなんてこともあります。
初めて冬を迎える方は心配なことも多いかと思いますが、やってみると意外と楽に越えられるかもしれません。
寒い中でもメダカの変化をよく見ていける方が、無事にメダカを越冬させてあげられると思います。
暖かい春を無事に迎えてもらって、次の世代へのバトンを繋いでもらいましょう!

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