冬の屋外飼育のメダカに餌はあげてもいいの?
冬に暖かい日があるとメダカ達が水面に上がってきていて、なにやら餌がほしそうな様子…。
特に最近は暖かい冬も多く、メダカの活性も高いことがあります。
しかし、冬の屋外飼育のメダカには基本的には餌をあげないようにしましょう!という記事や動画で解説されているものがあり、餌をあげて良いのか迷う方もいらっしゃると思います。
この記事では、冬の屋外飼育のメダカに餌をあげても良い場合、あげない方が良い場合について解説をしていきます。
冬でもメダカに餌をあげてもいい!

まず、冬に屋外飼育をしているメダカに餌をあげても良いのかについてですが、これは場合によってはあげても良いとなります。
様々なところで解説されているように、冬の寒い期間はメダカの活性も落ちていて、餌をあげようにもほとんど食べてくれません。
ただ、冬の間でも暖かい日があればメダカは多少であれば餌を食べてくれます。
それでは、どんな場合であればメダカは餌を食べるのかと言うと、水面にメダカが上がってきている場合です。
餌をあげてもいい場合

メダカの目は少し上向きについていて、水面に落ちてきた虫などを食べています。
そのため、メダカが水面を泳いでいる時は餌を探しているような状態と言えます。
冬の寒い時期であっても、日当たりが良い場所ではそれなりに水温が上がっていくため、日中はメダカが水面に上がってくることがあります。
そうした場合には、餌をあげても大丈夫です。
ただし、冬の活性の下がったメダカはたくさん餌は食べないので、あげる餌の量は注意しましょう。
夏場と比べると餌はたくさんあげないようにして、くれぐれも食べ残しが出ないようにしてください。
また、餌をあげる時間にも注意をしてください。
餌を消化するまでに2~3時間程度かかりますので、日没の時間よりも2~3時間前くらいまでには餌を与え終わりましょう。
餌をあげてはいけない場合

餌をあげてはいけない場合も解説しておきます。
これはあげていい場合の逆になるのですが、上の写真のように水底にメダカが集まっている場合には餌をあげないようにします。
寒い時期は、メダカは水底に集まっていることが多いのですが、この状態の時は餌を撒いてみても上に上がってきて餌を食べることはほとんどないため、あげないようにしましょう。
水底にいるような時は、越冬態勢に入っているということでもあるので、この場合には餌をあげていかなくても、あまり痩せていくことはないでしょう。
春に近付いて暖かくなり、メダカが水面に上がってくるまで餌をあげるのは待ちましょう。
水面にメダカが上がってきている時に餌をあげないとどうなるか

水面にメダカが集まってきている時は餌を探している時です。
つまり、この時はメダカは餌を食べたい、食べる必要があるということです。
冬でも暖冬の場合だといつもメダカが水面にあがってきているということもあるかと思います。
そうした状態で餌を完全に抜いたままにしてしまうと、少しずつではありますがメダカは痩せていってしまいます。
冬なので食べる量自体は少なくて良いのですが、少しずつでも餌をあげていくようにしましょう。
特にメダカの飼育密度の高い容器では痩せやすくなるので、注意しましょう。
また、餌をあげていくということは糞も出ますので、少しずつでいいので軽く水換えもするといいでしょう。
一気に水を換えてしまうのは良くないので、水を換える時は1/4程度の水換えにしておきましょう。
冬はメダカの様子を見ながら餌をあげていこう!

基本的には冬の屋外飼育のメダカの餌は抜いてしまってOKなのですが、メダカの様子次第では少しずつ餌をあげることもありです。
最近は暖かい冬も多いので、暖かい時はメダカが水面に上がってくることもよくあるかもしれません。
その時には、メダカの様子を見ながら餌をあげてOKです。
ただし、餌の量には注意して、あげすぎて食べ残さないようにしましょう。
食べ残した餌は水を汚す原因になってしまうので、もし餌を食べなかった時は、食べ残した餌は掃除をしておきましょう。
冬の屋外飼育は、同じ地域であっても飼育環境次第ではメダカの調子も大きく変わります。
なので、自分の家の環境でのメダカの様子をよく観察していただき、柔軟に対応をしてあげてください。
もし判断に迷うようなことがあれば、当店にご相談いただければお答えしますので、何でもお気軽にお問い合わせください。