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レーヴメダカの特徴と育て方のポイント、オスメスの見分け方

最近の改良メダカには、ヒレが長くなったり、フサフサになったり、ヒレに特徴のあるメダカが増えてきています。
品種が多くなっていくにつれて、品種毎の違いがどこにあるのか分かりにくくなってきたと感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は、当店でも人気の非常に高いレーヴの特徴やその魅力、飼い方などを解説します!

レーヴメダカとは?

レーヴの作出者はAzumaめだかさんです。

レーヴはグランブルー(モルフォ×鱗光ロングフィン)とブラックモルフォ亜種ブルータイプの掛け合わせで作られたメダカです。

ちなみに、レーヴの名前の由来はフランス語で「rêve」と書き、夢を意味する言葉です。

レーヴの特徴についての項目でも書いていますが、レーヴの持つ様々な特性は、今後の進化の可能性も感じさせてくれる、まさに「夢」のメダカにふさわしいと思います!

レーヴメダカの特徴

レーヴはロングフィンとフサフサになるヒレが特徴のメダカです。

また、モルフォ亜種表現と言われるヒレに入る白い筋のようなものが特徴です。


尾びれの真ん中あたりにその白い筋が入っているのが見えるでしょうか?

これがモルフォ亜種表現(単に亜種表現と言ったりもします)と言われるものです。

亜種表現はメスの方が出やすく、オスは逆に出にくいので、亜種表現が綺麗なオスは大切にした方がいいと思います。

レーヴは繁殖をさせていて、ヒレがよく伸びる個体が多いなと感じます。

ヒレがフサフサで長く伸びていくので、大きな個体になるとヒレの見ごたえが素晴らしいです。


また、尾びれも伸長する個体や、尾の開きが良く扇形のようになる個体なども生まれてくるので、そうした個体はさらに見ごたえがアップします。

尾びれが伸長するのはオスよりもメスの方が多い印象です。

レーヴメダカの値段(相場)

レーヴの値段は、メダカ専門店で購入するのか、ヤフオクなどで一般のブリーダーさんから購入するかで値段も変わります。

ヤフオクだと、成魚1ペアあたり1000円~3000円程度で取引されています。

メダカ屋さんで購入をする場合は、1ペアあたり4000円~10000円前後で販売されています。

取扱をしているメダカ屋さんはそこまで多くない印象ですので、実店舗で購入される場合は、取扱があるか確認をしてから来店されるといいと思います。

当店でも販売をしていますので、お近くの方はぜひお店でも見てみてください。

当店ではかなり力を入れているメダカで、みなさんにおすすめしているメダカです!

レーヴメダカの固定率

固定率は非常に良いです。

色は単色で、シルバー系の体外光にフサヒレ、ロングフィン、亜種表現と様々な特徴を持っていますが、単色のメダカなので、柄のばらけは少ないです。

また、体外光やヒレの伸びも良好な個体が多いため、綺麗なヒレ、体外光のメダカになりやすいです。

ただし、亜種表現はメスは出やすいですが、オスは出にくい傾向にあります。

亜種表現まで綺麗に出たオスとなると少し確立は下がると思います。

レーヴメダカのオスメスの見分け方

レーヴは、ヒレが長くなってくると見分けが難しいと感じる方も多いかもしれませんが、ヒレが伸びてきてくれた方が逆に見分けしやすくなると思います。



こちらがオスです。

背ビレや尻ビレが大きく伸びてきていて、さらにヒレの先がフサフサになっています。

オスの方がメスと比較して背ビレや尻ビレがよく伸長するため、長く育った個体は見分けがつきやすいと思います。


こちらがメスです。

オスと比較すると背ビレや尻ビレはほぼ伸びません。

一方で、メスは尾ビレが後ろに伸長する個体や、尾の開きが良く扇状になる個体もいます。

こちらはメスの方がなりやすく、亜種表現も出やすいなどメスにも綺麗な部分があるのはレーヴの良さだと思います。

まとめると、オスは背ビレや尻ビレが伸長する、メスは背ビレや尻ビレはほとんど伸びないが、尾ビレが伸長する個体もいるということです。

レーヴメダカの育て方

非常に綺麗なメダカのレーヴですが、飼育には注意点があります。

特徴のヒレは水質の悪化によって溶けてしまうことがあります。

病気ではないので、それで死んでしまうことはありませんが、せっかくの綺麗なヒレがボロっとした感じになってしまいます。

これはモルフォ系の血が影響していると思われます。

そのため、ヒレを溶かさないために、他のメダカよりも少し早めに水換えをしていただけると、綺麗なヒレを維持できると思います。

目安として、7日~10日に一度、水槽の半分くらいの水を換えておくと良いです。

もしヒレが溶けてしまった場合でも遺伝はしないので、親として使っていただくのは問題ありません。

また、特徴のフサフサのヒレの先は病気にも注意が必要です。

エロモナス菌の感染が原因で赤い血のように滲んでしまったり、尾ぐされ病になりやすかったりします。

通常の体型のメダカと比べて、ヒレ長系のメダカはヒレ先からの病気にも注意して飼育をしてください。

これらの病気にかかってしまった場合には、グリーンFゴールドやエルバージュエースといった薬を使って薬浴をしてあげると回復していきます。


メダカの飼い方の基本を解説していく記事もありますので、詳しくは以下のリンクを参考にしてください。

メダカの飼い方の基本の解説はコチラ!

綺麗なヒレのレーヴメダカを飼育してみよう!

レーヴの飼育には少し気を遣う部分はありますが、極端に難しいところがあるわけではありません。

ある程度メダカを飼育した経験がある方であれば、問題なく飼育できると思います。

レーヴはとても綺麗なヒレを持つ子どもがたくさんとれるので、固定率を気にされる方にもおすすめのメダカです。

特徴である美しいヒレは体が大きく成長するにつれて段々と伸びていきます。

ヒレがよく伸びた個体は、横見でも上見でも楽しめるメダカです。

横見の飼育の場合には、水槽に黒いバックスクリーンを貼ってあげるとヒレの光や亜種表現がよく見えるようになるので、さらに綺麗に観賞できます。

当店でも大人気で、私も色々な方にずっとおすすめを続けています。

ぜひお迎えしてみてください!