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ユリシスメダカの特徴や作り方、価格の目安などを徹底解説!

ユリシスは、柿色と青ラメが特徴で、柄はバリエーション豊かに生まれてくるメダカです。

繁殖をさせていくと思っても見ない綺麗な柄のメダカも生まれてきて非常に飼育が楽しいです。

ラメメダカの中でも色合いが美しいため、私自身とても好きなメダカで、みなさんにおすすめしています。

この記事では、ユリシスの特徴、飼育や選別のポイント、固定率など、ユリシスのことがまるっと分かるよう解説をしています。

ユリシスメダカとは?(作出者、作出の経緯、掛け合わせ)

ユリシスの作出者は、丸玄さんです。

丸玄時代にユリシスを作出をされた関口さんは、現在はメダカファーム泉で活動をされています。

よくインターネットでは、ユリシスを作出されたのは舞めだかさんと解説をしている所がありますが誤りです。

ユリシスと名前をつけた後、名前の被りがあったとしている記事があります。

舞めだかさんのブログ記事リンクはこちら

各地のメダカブリーダーを取材しているピーシーズさんのメダカ品種図鑑にも作出は丸玄さんと記載があります。




ユリシスの作出は、他の品種との掛け合わせの中で生まれたメダカではありません。

元になったメダカはオーロラ黄ラメ幹之で、その中からラメ鱗の枚数を多くしていった系統に「オーロラ黄ラメ極ラメ」と呼ばれ管理されているものがありました。

そのオーロラ黄ラメ極ラメの中から、基調色が淡い色味で、ラメの色が青緑色になるものを累代していき、それに「ユリシス」と名前をつけました。

大元になったユリシスは、頭のあたりがピンク色に透けるような薄い体色をしていたのが図鑑を見ると分かります。

現在流通しているユリシスは、どちらかと言うと元になったオーロラ黄ラメ幹之に近い黒っぽい体色の方が多いと思います。

ユリシスメダカの特徴

ユリシスの一番の特徴は、青いラメにあります。

ユリシスは、青い羽を持つ蝶に名前の由来がありますが、まさにそれを体現した姿ですね!

繁殖をしていてもラメ量は多い個体が出やすいので、割とどんな個体が生まれても綺麗なメダカに成長することが多いです。

また、下地の色味は黒からややグレーよりの色味を持ち、そこに柿色(オレンジ)が入ります。

黒と柿色の色味の入り具合によって様々な柄となります。

体型は普通体型で、ヒレの伸びなどもないメダカですので、比較的飼育のしやすい部類のメダカです。

ユリシスメダカの値段(相場)

ユリシスは一般のブリーダーから購入するか、メダカ専門店で購入するかで値段が変わります。

ヤフオクでの値段の目安は1ペアあたり500円~1000円程で販売されています。

綺麗なメダカではありますが、現在はヤフオクでの成魚の取引はあまり盛んではないようです。

卵の販売は多くありましたが、卵販売にはトラブルも多いため、購入には注意が必要です。

メダカ専門店での値段の目安は1ペアあたり2000円~5000円程度で販売されています。

ユリシスの専門店での取扱いは現在ではそこまで多くない印象ですので、実物を見てから購入したい場合は、お店に問い合わせをしてみてから見に行くのがいいかもしれませんね!

当店では取扱いをしていますので、お近くの方はぜひお店でも見てくださいね!

ユリシスメダカの固定率

ユリシスの固定率は70%程度です。

ユリシスの定義を「オーロラ・黒・柿色・青ラメ」とすると、その条件にあてはまる個体はそれなりの数が生まれてきます。

ラメ色は基本的には青ラメの個体が生まれてきますが、体色が柿色の部分に入ったラメは青く見えにくいです。

体色としては、黒のみや柿色のみになる個体も出てくるので、そうした個体はユリシスの定義からは外れていってしまいます。

柄は黒や柿色の入り方によって様々になっていきますので、親と同じ柄にしようとすると、それは難しいです。

選別のポイント

ユリシスの選別のポイントは、主に体色にあります。

体色の黒と柿色はランダムに表れ、時に黒のみ、柿色のみという個体も出てきます。

こうした個体は、なるべく親として使わない方が、ユリシスらしいメダカが生まれてくるようになります。

また、柿色の部分に入る青ラメは、あまり青ラメのように見えないため、体色の柿色は多くない方がユリシスらしい青ラメを楽しむことができます。

まとめると、ユリシスの選別として大切な部分は、黒と柿色の体色のバランスが大切、ただし柿色は多すぎない方が青ラメが綺麗ということです。

柿色は見た目の派手さに大切ですが、青ラメを楽しむためには黒地もある程度必要です。

ユリシスの特徴である青ラメは、青ラメ同士の個体を使うと、ほとんどが青ラメになっていきますが、金ラメなどが混ざってしまった個体がいる場合には、そうした個体は外していく方が良いです。

青ラメでない個体を親に使っていくと、段々と青ラメではなく、様々な色合いのラメになる虹色のラメになっていきます。

体色のバランスと青ラメを意識して親の選別をしていきましょう。

ユリシスメダカの育て方

ユリシスの育て方で特別気を付けることはありません。

ヒレ長やヒカリ体型のメダカではないため、他のメダカを飼育したことがある経験者であれば、同じように飼育をしていただいて問題ありません。

詳しくは以下のリンクの記事をお読みください。

メダカの飼い方の基本の解説はコチラ!

青いラメと個性的な柄が魅力のユリシスメダカを育てよう!

ユリシスは、柄も青いラメも綺麗なメダカです。

繁殖をさせた時は、様々な柄の子が生まれてきますが、ラメ量も多い子が生まれてきやすいため、どんな子が生まれてきても綺麗になりやすいです。

個性的な柄の子が生まれてくると愛着もわいてくると思います。

一匹一匹個性があるので、どの子がどの子か判別もつきやすいのも良いポイントですね!

ユリシスは上見だと綺麗な青ラメに見えるメダカですので、上見のメダカを探している方におすすめです。

当店でもユリシスを扱っているので、お店に来られる方は自分好みの柄の個体を探してみてください。

オンラインショップでも販売はもちろんしていますので、遠方の方はそちらからご購入してください。

綺麗な上見のラメメダカを探している方は、ユリシスはぴったりなメダカだと思いますので、ぜひ飼育にチャレンジしてみてください!

ユリシスの購入はこちらのページから!