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メダカの稚魚の育て方|孵化後1週間が重要!稚魚が死んでしまうのを防ぐ管理方法

メダカの稚魚が無事に孵化すると、次に悩むのが「この稚魚ちゃんと育てられるかな?」という不安ではないでしょうか?
孵化直後のメダカの稚魚はとても小さく、水質の変化や餌の与え方で簡単に弱ってしまいます。
特に孵化後1週間の管理が、その後の生存率を大きく左右します。
この記事では、メダカの稚魚を元気に育てるための基本的な管理方法を、初心者の方にも分かりやすく解説をします。
餌を与えるタイミング、水換えのコツ、稚魚が死んでしまいやすい原因など、ここだけは押さえておきたいポイントを中心にまとめました。
始めての稚魚育成でも大丈夫です!
一つずつ確認をしながら、大切なメダカの赤ちゃんを育てていきましょう。

メダカの稚魚の基本的な管理

メダカの稚魚は、孵化直後はヨークサックと呼ばれる栄養が入った袋を持って生まれてきます。
この栄養は生後2~3日ほどはもつので、その期間は餌なしでも過ごすことができます。
これ以後は、餌を与えていく必要が出てきます。

また、メダカの稚魚の孵化直後は非常に繊細です。
この時期は、急激な水質の変化があると、簡単にショック死してしまいますので、水槽の移動や水換えの際には特に注意が必要となります。
とにかく丁寧に扱うように気をつけましょう。

メダカは、口に入るものであれば、だいたい口に入れてしまいます。
それが自分で産んだ卵や稚魚であったとしてもです。
ですので、親メダカと生まれたばかりの稚魚は水槽を分けて管理をしてあげる必要があります。
親メダカに食べられてしまうので、当分は別々の水槽で管理をしていくようにしましょう。

孵化後すぐにやるべきこと

稚魚の育成で大切なことは、容器の大きさや水の管理などです。
特に容器の大きさは大切で、小さい容器で管理をしているとなかなか大きく育ってくれません。
メダカにとって大切な水の管理もせっかく生まれてくれた稚魚を死なせないためにも必要です。
それぞれ解説をしていきます!

稚魚に適した容器、適さない容器

メダカの稚魚は非常に小さいです。
なので、それに合わせて小さい容器を用意する方も多いかと思います。
しかし、それはあまりよくありません。
なぜなら、メダカは自分がいる容器の大きさによって成長スピードが変わるからです。
容器が大きければ成長スピードは早くなり、容器が小さいと成長は抑制されて成長スピードは遅くなります。
いつまでたっても稚魚が大きくならないという方は、飼育容器のサイズが小さい場合がありますので、その場合には大きめの容器を用意しましょう。

容器のサイズとしては、小さくても5ℓ以上はほしいです。
成長スピードを意識するのであれば、10ℓ以上は用意をしましょう。
容器のサイズは大きければ大きいほど成長スピードは上がりますので、早く成長をさせたい場合には大きい容器を準備しましょう。

また、稚魚の隔離用のネットやケースがありますが、一時的な避難以外にはあまりおすすめできません。


水槽が準備できていなくて一時的におくのであれば良いのですが、こういった隔離容器は狭すぎて稚魚の成長は抑制されてしまいます。
なので、こういった商品は一時保管用として使用して、育成用としては広い容器を準備しましょう。
また、この容器内で水が滞留しやすく、意外と水質悪化も起きやすいです。
使用方法には注意をしましょう。

メダカの稚魚水槽はグリーンウォーターがいいの?

稚魚の育成にはグリーンウォーターが良いとよく言われます。
しかし、これは絶対必要という訳ではありません。
準備ができないようであれば、透明なクリアウォーターでも良いです。
グリーンウォーターには、植物プランクトンや微生物などが発生しているので、それらが稚魚の餌になるとされています。
当店ではグリーンウォーターになっている水に、ミジンコを入れて稚魚を育てています。
こうすることで、生まれたてのごく小さなミジンコが水槽内に大量に発生し、稚魚たちの餌を供給できるようになります。
生まれたての稚魚は餌を切らさないようにするのが大切なので、グリーンウォーター+ミジンコは最強の組み合わせとも言えますね!
クリアウォーターの場合でも、粉餌をあげていくことで少しずつ水が汚れていき、その水をベースにミジンコが増えてくれることもありますので、ミジンコを稚魚水槽に入れておくのはおすすめですよ!

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稚魚水槽にエアレーションは必要?

稚魚水槽にエアレーションは必要な場合とそうでない場合があります。
屋外飼育での場合、水が滞留するようでなければ、基本的には不要です。
一方で室内飼育の場合には、軽くでも水を動かしていく方が水が傷みにくくなりますので、エアレーションをしてあげましょう。
その際には、非常に小さくポツポツとエアーが出る程度にして、流れはほとんどできないように注意をしましょう。
稚魚用の水槽には、吸い込み防止のために、ろ過フィルターよりはエアーストーンのみの方が良いでしょう。



稚魚水槽へのエアレーションの目的は、酸素の供給というよりは、水を動かすことで水の傷みを遅らせることにあります。
それを意識して、室内飼育の場合には軽くエアレーションをしてあげると良いでしょう。

メダカの稚魚の餌はいつからあげる?何をあげる?

メダカの稚魚はヨークサックという袋に栄養をもった状態で生まれてきます。
この栄養は2~3日の間もつので、餌を与え始めるのは3日目くらいが目安になります。
ただ、稚魚がたくさん生まれてくると、いつ生まれになるか分からなくなってくるので、そうした場合には、稚魚を発見したら餌をあげるようにしています。
稚魚の死んでしまう原因では、餓死が多いです。
この時期はなるべく餌を切らさないようにしたいので、餌はしっかりとあげるようにしていきます。
稚魚の餌には、粉の人工餌と生餌を与えるのが一般的です。
粉餌は保存に便利で、いつでも手に入るので使い勝手が良いです。
一方で、生餌の方は、外出している時にでも稚魚に餌を食べてもらえるので、餌をこまめに与えておきたい稚魚の時期に特におすすめです。

粉餌と生餌の使い分け方は?

では、メダカの稚魚に与える餌として、粉餌と生餌はどのように使い分けるのが良いのでしょうか?
粉餌は、メダカの成長が良くなるようにバランス良く栄養が配合されています。
そのため、栄養バランスを考えると粉餌は優秀と言えると思います。
また、保存もしやすく、餌の管理も容易なので使いやすさとしては粉餌に軍配が上がるでしょう。
餌をあげられる時間帯については、粉餌をベースにあげていくと良いでしょう。

一方で、生餌は水槽内で生き残ってくれているうちは、いつでも稚魚が餌を食べられる状況にすることができます。
こまめに餌を食べていってほしい稚魚には、いつでも餌を食べられる環境にできるのはとても良いことです。
外出をしていて餌をあげられない時にも、稚魚に餌を食べてもらえるので、生餌はとても便利です。
ただ、生餌は管理する手間があるので、いつでも使える訳ではないかもしれません。

結局のところどちらの餌を使うのが良いのかと言うと…
どっちも使うのがおすすめです!!ズルい!笑
粉餌を基本は食べてもらいながら、粉餌をあげられない時間帯には生餌をあげておくという二本柱でいくと、稚魚がいつでも栄養補給できて、稚魚が餓死してしまうのを防ぐことができます。

生餌はどれを使う?(ミジンコ、ゾウリムシ、ブラインシュリンプ)

稚魚にの生餌としては、ミジンコ、ゾウリムシ、ブラインシュリンプがよく使われます。
当店では、ミジンコを基本的に使用しています。
では、これらの違いはどこにあるのでしょうか?

ミジンコは、稚魚の水槽で勝手に増えてくれることがあります。
メンテナンス不要で生餌が水槽内で勝手に増えてくれるのがとても便利です。
しかし、大きくなったミジンコは稚魚の口には入らないため食べることができません。
基本的には生まれたてのミジンコを餌として食べてもらいます。

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ミジンコを増やす場合には、10ℓ程度の容器を用意する必要がありますので、増やす場合には少し場所が必要になります。
その点がミジンコを使う上でのデメリットと言えます。
ミジンコの増やし方については以下の記事を参考にしてみてください!

ミジンコの超簡単な増やし方!米のとぎ汁を使ってミジンコを0円で増やす方法!



ゾウリムシは、ミジンコよりも細かく、稚魚の餌としては非常に使いやすいです。
自家繁殖も容易で、ペットボトルなどの小さな容器でも増やすことができるので、ミジンコとは違って省スペースで生餌の管理ができます。
通年安定して増やすこともできるので、使い勝手は良いです。
ただ、培養する水が非常に臭いのがデメリットになります。


ブラインシュリンプは、塩水+水温28℃くらいで孵化をさせる必要があります。
また、その殻は固く食べられないため、孵化後は殻とブラインシュリンプを分ける必要があります。
いつでも生餌を得られて、なおかつ栄養価の高い餌なので稚魚の成長にはとても良いのですが、孵化をさせる手間があります。
ブラインシュリンプは孵化させるために加温が必要になるので、ブラインシュリンプ代にプラスして電気代もかかる点でコストは高くなってしまいます。


上記のようにそれぞれメリットデメリットがあります。
当店では、稚魚の水槽で勝手に増えてくれて餌を供給してくれるミジンコが一番手間がないのでミジンコを生餌として使っています。
一度水槽に入れておけば、生きている限りは餌を供給してくれるのは魅力的ですよね!
みなさんも色々な生餌を試してみてください。

稚魚が死んでしまいやすい原因

稚魚が死んでしまう原因としては、餓死、水質の悪化、水質や水温の急変がよくあります。

まず餓死については、稚魚は体が小さいので体力も少なく、栄養をどんどん補給していかないと、力尽きてしまいます。
この対策としては、既に挙げている通り、餌をこまめに与えること、生餌を活用して餌をいつでもとれる状態にしておくことなどがあります。
特に生まれたての一番小さい時期をいかに乗り越えるかが一番重要な課題です。
しっかりと餌をあげるようにしましょう。
ただし、餌は食べる量はとても少ないので、ごく少量を複数回に分けてあげていき、毎回なるべく食べ残しが残らないように注意をしましょう。

餌をあげすぎてしまった場合には、水質悪化をしてしまいます。
水質悪化も稚魚が死んでしまう原因になります。
小さいうちは、容器も小さいものを使用している方が多いです。
小さい容器だと水が傷むスピードも早くなりますので、適切なタイミングで水換えをしていかないと、稚魚が水質の悪化に耐えられなくなります。
稚魚のうちは、水換えもしにくくて、水換えを怠ってしまうこともあるかと思いますが、小さい容器でやればやるほど、水換えは非常に重要になりますので、意識するようにしましょう。

稚魚のうちには、水質や水温の急変にも気をつけます。
特に水槽のサイズを大きくしてあげようとして、稚魚を移動する時が注意が必要です。
この時に、水質、水温をしっかり合わせてから移動をさせてあげないと、簡単にショック死をしてしまいます。
水換えの時にも大きく水質が変わらないように、大量の水換えは控えて、少しずつの水換え(全量の1/3くらいまでの水)をするようにしていきましょう。

水換えはいつ、どれくらいの量をしていく?

稚魚の水換えは、一度にたくさんの水を換えないようにするのが大切です。
稚魚は水質、水温の急変に弱いので、一度に大量の水を換えるとショック死をしてしまう可能性があるので、注意をしていきましょう。
水換えの時には最大でも全水量の1/3程度までにしていきましょう。

粉餌を使用している場合には、水面や水底に餌の食べ残しが残っている可能性もありますので、それらも掃除をします。
掃除の際には、大きめのスポイトを使用すると掃除がしやすいです。
GEXのこちらのスポイトがお掃除の際には使いやすいです。



水換えの際には、スポイトで底の掃除をしつつ、小さな容器(コップなど)で水をすくっていくと水換えをしやすいです。
その際にすくった水は直接捨てずに、一度別の容器などに入れて、稚魚が混ざっていないか確認をしてから捨てるようにしましょう。
こうすることで、稚魚を流してしまうことを防げます。

水換えのタイミングについては、水槽のサイズによっても変わります。
当店では、屋外飼育の場合には60ℓのタライを主に使用していますので、この場合には孵化してから1カ月くらい水を換えない場合があります。
一方で、室内で5ℓくらいの容器で飼育をする場合には、1週間に1回くらい水換えをしています。
小さめの容器でするなら1週間、大きい容器であれば1カ月くらい水を換えなくても大丈夫な場合があります。
このあたりは水槽サイズや水の状態を見ながら水換えをしていく必要があります。
小さめの容器で飼育をする場合には特に食べ残しの餌はこまめに取り除くことで、水が悪くなるスピードを遅くできるので、可能な範囲でこまめに掃除をするようにしましょう。

冬に室内で育てる場合の注意点

暖かい時期であれば、上記の通りに飼育をしていただければ大丈夫ですが、寒い冬は少し管理が変わります。
まず、水温が低くなるとメダカは餌をあまり食べなくなります。
室内での飼育と言えどもヒーターなどで加温しない場合には、水温は非常に低くなります。
そうなると、稚魚たちも餌を食べなくなってしまうかもしれません。
大きい成魚であれば、しばらく餌を食べなくても体力があるので冬も越せるのですが、稚魚の場合には難しくなる場合があります。
稚魚の状態で冬を越すのであれば、できればヒーターで加温をしてあげて餌を食べさせて冬を越していくのが良いでしょう。
ヒーターは26℃くらいあると安定して餌を食べてくれますので、それくらいの温度まで水温を上げていきましょう。
テトラのヒーターが安くて使いやすいのでおすすめです。



室内での飼育の場合には、照明も重要になります。
水槽用にLEDのライトをつけてあげましょう。
お部屋の照明だけだとメダカには暗すぎるので、水槽用の照明を用意します。
照明の時間は、12時間くらいあてると良いでしょう。
繁殖も楽しみたいようであれば、14時間くらい必要になりますので、繁殖をするかどうかで照明の時間を変えるようにしましょう。
照明の時間を長くするとその分コケなども生えやすくなるので、繁殖を狙わないようであればあまり長くしない方がおすすめです。

室内での育成は、屋外と比べると成長スピードが遅くなりがちです。
これの明確な理由は分からないのですが、太陽光がないことや微生物がわきにくいことなどが関係しているのではないかと思われます。
当店では、屋外での育成よりもだいたい1カ月くらいは成魚になるまでの時間が遅くなることが多いです。
なので、屋外でやっている方で、室内飼育の子の成長スピードが遅くても焦らないようにしましょう。

稚魚が大きくならない原因は?

メダカの稚魚がなかなか大きくならない原因は、容器が小さすぎる場合がほとんどです。
稚魚が大きくならなくて相談を受けることが多いのですが、ほとんどがこのケースです。
メダカは、自分がいる環境(容器の大きさ)によって成長が抑制されることがあります。
小さい容器で飼育をしていると、いつまでたっても生まれたままの頃の小さな姿で成長が止まってしまいます。
広い容器に移動をさせてあげて、飼育密度も下げることによって、同じように飼育をしていても成長スピードは全く変わってきます。
まずは、飼育容器を大きくしていきましょう。
目安としては、10ℓくらいはあると最低限で、それよりも大きくできるようであれば、大きい容器にすればするほど成長は早くなっていきますので、成長スピードを意識するのであれば、なるべく大きい容器で飼育をしましょう。

メダカの稚魚の成長が遅い原因とは?大きくならない時の対処法まとめ

環境の急変や容器の大きさに気を付けて、健康に稚魚を育てよう!

稚魚の育成で大切になるのは、環境の急変をさせないことや小さすぎる容器で飼育をしないことです。
メダカは環境の変化に強い生き物ではありますが、稚魚のうちは別です。
環境の急変でショック死させてしまう事故がとても多いので、くれぐれも気を付けて、丁寧に扱ってあげてくださいね!

あとは、稚魚を小さすぎる容器で飼育をすることでなかなか成長ができないことがとても多いです。
稚魚が成長しないという相談で多いのは、小さい容器で飼育をしている場合がほとんどです。
まずは飼育容器を見直していただき、少しでも広い環境でのびのびと成長をできる環境にしてあげましょう。

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